
井崎脩五郎さんの弟子である競馬評論家・丹下日出夫さんによる予想。
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東京11R・安田記念
2023/6/3 13:08 645文字◇切れのある末脚が強み 4歳セリフォス 台風の影響で馬場状態、各馬の重馬場適性も気になるところだが、予想の柱はやはり能力。末脚の決め手で4歳馬セリフォスを中心視した。成長途上だった昨年は4着に終わったが、本格化した秋の富士Sを着差以上の強さで優勝。続くマイルCSは1000メートル通過が58秒5とい
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阪神11R・鳴尾記念
2023/6/2 13:06 672文字◇中距離で充実の7歳馬 カラテ重賞連勝へ 本命はカラテ。一昨年に芝1600メートルの東京新聞杯を制し、その後も8~9ハロンで堅実な走りを重ねてきた。昨年、所属厩舎(きゅうしゃ)解散のため辻野厩舎に転厩し、2000メートル路線へと転換。新潟記念を57・5キロで完勝し、GⅠの天皇賞(秋)でも0秒7差6
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東京11R・日本ダービー
2023/5/27 13:08 653文字◇さらに鋭さ増した末脚 ソールオリエンス 本命はソールオリエンス。皐月賞で見せた剛脚は無敗の2冠に直結するものだった。上がり35秒5はメンバー中最速で、レースのそれを1秒7上回り、第2位の馬とも0秒9の差があった。2400メートルに延びても、同じ皐月賞組にはまず負けないだろう。晩成・持久力型のキタ
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東京11R・日本ダービー
2023/5/26 13:15 595文字◇驚異的な末脚で2冠へ ソールオリエンス 皐月賞馬ソールオリエンスが無敗のダービー制覇に挑む。東京芝1800メートルの新馬戦は上がり3ハロン33秒3という出色の時計で勝ち上がり、天賦の才を示した。2戦目の京成杯は3~4コーナーで大きく外に膨らみ操縦難を露呈したが、致命的なロスを即座に取り返し暴力的
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京都11R・葵S (土曜競馬)
2023/5/26 13:15 296文字◇6ハロンでは力量上位 ビッグシーザー ビッグシーザーは芝1200メートルで目下4連勝中。高松宮記念馬ビッグアーサー産駒で、早くも素質を開花させた。斤量57キロは前走で克服済み。しかも2馬身差の楽勝だった。力量上位は明らかだ。 モズメイメイはチューリップ賞などマイルで3勝を挙げているが、馬体や走り
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東京11R・オークス
2023/5/20 13:15 660文字◇歴史的名牝への通過点 リバティアイランド リバティアイランドは歴史的名牝に育つ可能性がある。新潟芝1600メートルの新馬戦の上がり31秒4は、誰も目にしたことのない超高速ラップだった。阪神ジュベナイルFはレース歴代2位タイの時計で優勝。桜花賞は2014年の勝ち馬ハープスターに並ぶ32秒9の末脚を
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東京11R・オークス
2023/5/19 13:05 672文字◇抜群の末脚で2冠濃厚 リバティアイランド リバティアイランドが牝馬2冠にまい進。桜花賞は阪神ジュベナイルFからの直行だった。まだ未完成の馬体で、2枠3番から出遅れ。腹をくくって後方に下げたが、1000メートル通過が57秒6という差し馬向きのペースとはいえ、舞台は先行有利のBコース。直線入り口でほ
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京都11R・平安S (土曜競馬)
2023/5/19 13:05 487文字◇再浮上に成功した5歳 グロリアムンディ 5歳馬グロリアムンディが再浮上を果たした。芝からダートに路線を切り替え4連勝を果たし、昨春のアンタレスSで王者オメガパフュームに0秒1差の2着に迫った。秋のチャンピオンズCで12着と崩れたが、一から仕上げ直され、交流重賞の前走・ダイオライト記念を楽勝。リズ
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東京11R・ヴィクトリアマイル
2023/5/13 13:07 807文字◇力強さと推進力増した スターズオンアース 牝馬2冠馬スターズオンアースが、古馬牝馬マイルGⅠ制覇に挑む。阪神芝2000メートルの前走・大阪杯は出遅れて後方から。鼻差及ばず2着に敗れたが、コースレコードに0秒2差、レースレコードを0秒8上回る時計で走っている。逃げ切ったジャックドールのペース配分が
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東京11R・京王杯スプリングC
2023/5/12 13:08 580文字◇GⅠ勝ちの力量を評価 ダノンスコーピオン ダノンスコーピオンが力で押し切る。昨年のNHKマイルCを歴代上位の記録で制した実力馬。秋の富士Sでは後のマイルCS覇者セリフォスと0秒1差の激戦を演じた。芝1400メートル戦は初めてだが、NHKマイルCの7ハロン通過タイムが1分20秒0、富士Sは1分20
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東京11R・NHKマイルC
2023/5/6 13:06 664文字◇東京マイルで本領発揮 ドルチェモア 昨年の最優秀2歳牡馬・ドルチェモアが本領を発揮する。桜花賞馬アユサンの子で、2戦目の東京芝1600メートルのサウジアラビアロイヤルCを1分33秒4、上がり33秒4の好記録で奪取した。続く朝日杯フューチュリティSは、1000メートル通過が57秒8というハイペース
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京都11R・天皇賞(春)
2023/4/28 13:07 743文字◇力量アップで連覇濃厚 タイトルホルダー タイトルホルダーはイクイノックスと肩を並べる日本競馬の巨人。昨年の天皇賞(春)は2着に7馬身差をつける独走。続く宝塚記念は1000メートル通過57秒6というハイペースを、2番手からメンバー3位の上がりで完勝。コースレコードで日本の中距離競馬史に名を刻印した
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東京11R・青葉賞 (土曜競馬)
2023/4/28 13:07 429文字◇前走から心身ともに成長 スキルヴィング スキルヴィングは成長力に富むキタサンブラック産駒。1歳上のイクイノックス同様、本格化は先となるが、完成途上でも東京芝2400メートルの前走・ゆりかもめ賞を2分24秒8の好時計で楽勝した。上がり34秒0はメンバー中最速で、レースのそれより1秒2も速かった。3
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京都11R・マイラーズC/東京11R・フローラS
2023/4/22 13:06 733文字◇新装京都で連覇に挑む ソウルラッシュ 【マイラーズC】ソウルラッシュが新装・京都でマイラーズC連覇に挑む。昨年はレースの上がりを1秒7上回る豪脚で大外一気を決めた。続く安田記念は行くところ行くところで進路を塞がれ13着。秋のマイルCSも4着に終わったが、中団のポジションを確保し正攻法の組み立てが
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福島11R・福島牝馬S
2023/4/21 13:15 580文字◇体力増強で重賞初Vへ ビッグリボン 菊花賞馬キセキの全妹・ビッグリボンにGⅢ制覇の好機。昇級初戦の関門橋Sは小倉芝2000メートルで、1000メートル通過が56秒6というハイペース。中団から積極的に追い上げ、直線でいったん先頭。最後に2頭にかわされたものの、3着に粘り込んだ。舞台は福島1800メ
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中山11R・皐月賞
2023/4/15 12:53 646文字◇最内枠から無敗V狙う ソールオリエンス ソールオリエンスが無敗の皐月賞制覇に挑む。キャリア1戦で挑んだ前走・京成杯はゼッケン下に白い汗の泡が立ち、幼さも顔にのぞかせていた。1000メートル通過が62秒2のスローペース。4コーナーで外に膨らみ大きなロスが生じたが、すぐに先頭集団に取りつき、ラスト2
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中山11R・皐月賞
2023/4/14 13:00 547文字◇さらに進化した加速力 ソールオリエンス 先週の桜花賞でリバティアイランドの異次元の末脚を目視したばかりだが、ソールオリエンスもワープが使える。東京芝1800メートルの新馬戦の上がりが33秒3。ラスト2ハロンは推定10秒9―10秒8で、この加速数値こそが天賦の才。京成杯は3~4コーナーで外に膨らみ
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阪神11R・アーリントンC (土曜競馬)
2023/4/14 13:00 436文字◇確かな末脚で距離克服 快速ヤクシマ ヤクシマが重賞マイラーへと変貌を遂げる。欧州で6勝を挙げたGⅠスプリンター・ハヴァナグレイ産駒で、小倉芝1200メートルの新馬戦を上がり3ハロン33秒7でデビュー勝ち。前走のクロッカスSはルメール騎手を背に、好位で楽に流れに乗り上がり33秒6で抜け出した。東京
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阪神11R・桜花賞
2023/4/8 13:09 639文字◇2歳女王の力量断然 リバティアイランド リバティアイランドの能力は阪神ジュベナイルFに集約されている。1000メートル通過57秒0のハイペースを中団で折り合いに専念し、手綱を緩めると大外から悠々と伸びて2馬身半差の楽勝。勝ち時計1分33秒1は、レシステンシアに次ぐ歴代2位タイだった。当日の芝コー
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阪神11R・桜花賞
2023/4/7 13:10 613文字◇確かな成長で首位濃厚 リバティアイランド 2歳女王リバティアイランドが、牝馬クラシック1冠・桜花賞制覇に挑む。昨夏の新潟芝1600メートルの新馬戦を上がり31秒4という仰天の瞬発力で快勝。2戦目のアルテミスSはスローペースで差し届かず2着だったが、馬群の中で我慢することを覚えた。その結果、3戦目
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