アフリカ
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アフリカ諸国と関係深めるロシア プーチン政権の狙いは
2023/1/28 14:02 1009文字ウクライナへの侵攻を続けるロシアは、国際的な批判に対応するため、アフリカ諸国との関係強化に力を入れている。ラブロフ露外相は23~26日にアフリカ4カ国を訪れ、ウクライナ侵攻での自国への支援などを訴えた。ロシアは軍事協力を通じ、アフリカでの影響力拡大も図っている模様だ。 ラブロフ氏は南アフリカ、エス
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米軍、ソマリアでIS幹部ら10人殺害 軍用犬にかまれ米兵1人負傷
2023/1/27 09:50 603文字米政府は26日、東アフリカのソマリアで過激派組織「イスラム国」(IS)の資金調達を担っていた幹部ら約10人を殺害したと発表した。米国は「ソマリア政府の統治が及ばない地域が、過激派が自由に活動する拠点になっている」(米高官)とみて、ISや国際テロ組織「アルカイダ」系のアルシャバブなど過激派の掃討を続
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ロシアのラブロフ外相、南ア訪問 アフリカでの影響力保持狙い
2023/1/23 22:22 321文字ロシアのラブロフ外相が23日、南アフリカを訪問し、パンドール外相と会談した。南アは、日本や欧米諸国がウクライナ侵攻を機にロシアとの政治・経済関係を見直す中でも、友好を維持している。ロシアにはアフリカでの影響力を保つ狙いがあるとみられる。 タス通信によると、外相会談ではロシアが7月下旬にサンクトペテ
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パンデミックの先に
「ワクチン平等」目指したが… なぜアフリカで夢が破れたのか
2023/1/21 06:30 2538文字国内で初めて新型コロナの患者が確認されてから15日で3年が経過した。パンデミック(世界的大流行)を経て、社会はどう正常化していくのか。各分野の現状を連載しながら、ウィズコロナ時代を展望する。 連載「パンデミックの先に」は、全7回です。 このほかのラインアップは次の通りです。 第1回 感染で認知症リ
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イスラム過激派、女性50人を拉致 ブルキナファソ北部
2023/1/17 00:30 216文字西アフリカ・ブルキナファソの政府は16日、北部スム県で12、13日、野外で果実を採取するなどしていた女性約50人がイスラム過激派に拉致されたと発表した。ロイター通信が伝えた。 ブルキナファソでは近年、国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力が台頭し、政情が不安定な状
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コンゴの教会爆発、少なくとも10人死亡 イスラム国が関与を主張
2023/1/16 09:43 327文字コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部の北キブ州カシンディで15日、日曜礼拝中の教会で爆発があり少なくとも10人が死亡した。過激派組織「イスラム国」(IS)が関与を主張した。コンゴ軍はISと連携する地元の反政府勢力「民主同盟軍」(ADF)が実行したとみている。ロイター通信などが伝えた。 コンゴ東部では
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ウガンダ政府がエボラ終息宣言 55人死亡、22年9月から流行
2023/1/11 23:32 194文字ウガンダ政府は11日、昨年9月に始まった同国でのエボラ出血熱の流行が終息したと宣言した。今回の流行では143人の感染が確認され、55人が死亡した。ロイター通信が伝えた。 流行したのは2012年に広がった「スーダン株」と同系統のウイルス。この株に対する有効なワクチンが確立していない上、首都カンパラで
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モロッコ、中国からの渡航者を入国禁止へ コロナ感染拡大防止で
2023/1/1 17:25 189文字モロッコ外務省は1日までに、新型コロナウイルス感染者が急増している中国からの渡航者の入国を、国籍を問わず3日から禁止するとの声明を出した。国内の感染拡大を防ぐためで、期限は追って通知するとしている。 声明は昨年12月31日付。モロッコ外務省は例外的な措置とし、2国間の戦略パートナーシップに影響しな
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ヨハネスブルクの近郊電車が再開 コロナ禍、略奪被害で運行不能に
2022/12/21 08:45動画あり 1687文字新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)中に大規模な略奪被害に遭い、運行不能になっていた南アフリカ・ヨハネスブルクの近郊電車が2022年11月下旬、2年8カ月ぶりに一部路線で本格運転を再開した。利用客から歓迎の声が上がる一方、全線再開のめどは立っておらず、深刻な影響は続いている。 12月1
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ゴリラの鼻歌が消えた 保護地ルワンダ、写真家が気づいた異変
2022/12/21 06:30 3195文字東アフリカにすむ絶滅危惧種のマウンテンゴリラ。保護政策によって近年、個体数が増え、貴重な保護の成功例として知られる。一方、生息地のルワンダで長年、マウンテンゴリラを撮り続けてきた写真家の森啓子さんは、ある異変に気づいた。「ゴリラが鼻歌を歌わなくなった」――。 森さんは、ゴリラの魅力を「目で見て語り
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チュニジア議会選、投票率低迷 権限縮小でサイード氏の独裁化強まる
2022/12/18 08:54 391文字サイード大統領による独裁化が進む北アフリカのチュニジアで17日、議会(定数161)選挙が実施された。有力イスラム政党アンナハダなど主要政党は軒並みボイコットして盛り上がりを欠き、暫定投票率は8・8%と記録的な低さとなった。ロイター通信が伝えた。議会の権限は従来より大幅に縮小され、昨年7月に「緊急事
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中央アフリカの「ロシアハウス」で郵便物爆発 現地大使館が警戒
2022/12/17 00:22 272文字中央アフリカの首都バンギにあるロシア政府の文化施設「ロシアハウス」で16日、郵便物が爆発し、男性所長が重傷を負った。ロシア政府を狙ったテロの可能性があり、現地のロシア大使館は警備を強化しているという。 ロイター通信によると、16日午前、所長が匿名の差出人から届いた郵便物を開けたところ爆発した。中央
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アフリカン・ライフ
「違法大麻の里」を訪ねた アフリカの小国レソト 産業化狙う政府
2022/12/6 04:00政治プレミア 2442文字この景色を描くには2色の絵の具があれば十分だ。澄んだ青空に高く迫る緑の山々。四方を南アフリカに囲まれた小国レソトの美しい風景は、日本の山間地と似ている。幹線道路でも急な坂とカーブの連続で、「車が故障してしまわないか」と心配になるほどだった。 今回の訪問の目的は「大麻」の取材だ。 ◇なぜ大麻の一大産
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強盗犯、大統領の別荘で「裏金」発見 クリーンが売りの南ア政権窮地
2022/12/1 22:45 1058文字大統領の別荘に押し入った強盗が数百万ドル(数億円)の裏金を発見――。南アフリカでこんなスキャンダルが発覚し、ラマポーザ大統領が窮地に立っている。「クリーン」を売りにしてきたラマポーザ氏は飼っていた牛を売って得た金だと潔白を主張しているが、政治家の汚職が相次ぐ南アで国民の目は厳しく、政権維持は困難と
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アフリカ南部の食糧難「ウクライナ侵攻で深刻化」 WFP局長
2022/12/1 18:12 667文字国連世界食糧計画(WFP)のメンゲスタブ・ハイレ南部アフリカ地域局長が11月30日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、アフリカ南部で「食糧不足が続き、貧困や紛争が拡大している。学校を退学する人や児童婚も増えている」と語り、危機感をあらわにした。 ハイレ氏によると、アフリカ南部で食糧不足に苦し
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ウクライナの停電、徐々に回復 ロシア「攻撃は軍事関連のみ」と強弁
2022/11/25 03:40 424文字ロシア軍の23日のミサイル攻撃で各地の電力インフラを破壊され、緊急停電を余儀なくされたウクライナで24日、復旧作業が進んだ。冬を迎えて外気温が氷点下まで冷え込む中、市民の生命に関わる水道施設や病院を優先して電力供給を再開しているという。 ロイター通信によると、首都キーウ(キエフ)では停電が続く住宅
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トルコとエジプトの両大統領が初対面 関係改善に向け一歩
2022/11/21 15:54 415文字トルコのエルドアン大統領は20日、サッカー・ワールドカップ(W杯)の開会式出席のために訪れたカタールで、エジプトのシシ大統領と握手を交わした。中東メディアによると、シシ氏が大統領に就任した2014年以降、両者が面会したのは初めて。長らく敵対していた両国の関係改善に向けた動きと言えそうだ。 エルドア
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途上国と先進国で埋まらぬ溝 気温上昇では進展なく COP27
2022/11/21 05:00深掘り 3040文字エジプトで開催された国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は、地球温暖化の被害支援の基金設立に合意し、20日閉幕した。温暖化の悪影響が世界中で顕在化する中で「歴史的」な成果とも評価されるが、気温上昇を「1・5度」に抑えるための対策に関する議論では大きな進展はみられず、各国の政府関係
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COP27議長国エジプト 強気の運営、各国からの評判下げる
2022/11/20 18:17 877文字「議長国エジプトの仕切りは強引だ。ここは2国間交渉の場ではない」。20日に閉幕したエジプト・シャルムエルシェイクでの国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)。終盤を迎えた19日深夜、ある先進国のベテラン交渉官は鬱積した不満を打ち明けた。会期が延長された中で会場の撤去作業だけは早々に始
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COP27閉幕 途上国支援の「損失と被害」基金設立で合意
2022/11/20 18:06 1275文字エジプト・シャルムエルシェイクで開催されていた国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は20日、気候変動に伴う被害を受けた途上国支援のための基金を設立することに合意し、閉幕した。地球温暖化の被害支援に特化した国際的な基金の設立は初めて。被害への資金支援については長年先進国側が反対し、
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