メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

第89回都市対抗野球

都2次予選 19日から熱戦 都野球連盟の平賀事務局長、企業チーム分析

 第89回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の都2次予選が19日から、府中市民球場とメットライフドーム(埼玉県所沢市)で始まる。

     企業チームは1次予選を勝ち抜いた東京ウェルネススポーツ大学東京に加え、東京ガス、JR東日本、セガサミー、明治安田生命、鷺宮製作所の計6チームが出場する。

     一方、クラブチームはともに2年連続の出場となるゴールドジムベースボールクラブとREVENGE99が「打倒企業」に燃えている。2次予選では敗者復活トーナメントなどを経て、7月13日に東京ドームで開幕する本大会に出場する上位4チームが決まる。

     また、昨年の本大会で36年ぶり2回目の優勝を飾ったNTT東日本は2次予選を免除され、すでに本大会出場が決まっている。熱戦が予想される2次予選を前に、都野球連盟の平賀利彦事務局長に企業チームを分析してもらった。【川村咲平】

    東京ガスの4番・笹川=神宮球場で2017年5月30日、渡部直樹撮影

    総合力ナンバーワン 東京ガス

     2次予選出場チーム中、「総合力はナンバーワン」の呼び声が高い。投手陣はドラフト候補に挙がる右腕・臼井浩が要。力強い直球とスライダー、フォークなど多彩な変化球を交えて奪三振を量産する。また那須裕志、岩佐海斗ら誰が投げても力負けしない層の厚さを誇る。昨年度のベストナインに選ばれたベテラン捕手・山内佑規が若手主体の投手陣を引っ張る。

     攻撃面は4番を担う2年目の笹川晃平が中心だ。打撃センスがよく、東洋大時代は首位打者に輝いている。地引雄貴らが出塁して相手チームを揺さぶり、笹川につなぐことができれば得点のチャンスが一気に高まる。

    昨年の本大会で先制打を放った丸子=東京ドームで2017年7月20日、宮武祐希撮影

    新戦力の台頭に期待 JR東日本

     絶対的エースだった田嶋大樹投手(現オリックス)が抜けた穴をいかにカバーするかがカギだ。新たな柱として期待がかかる右腕・板東湧梧は力強い直球と緩急を付けた変化球を武器に、相手打線に立ち向かう。

     西居建陽、宮本誉士樹ら新戦力も実戦で経験を積み、台頭してきた。今シーズンは中盤以降で追い上げられる試合展開が目立つものの、百戦錬磨の堀井哲也監督がどのような采配を振るかも注目される。

     打線は一発が期待できる丸子達也が中心。松本晃も長打力があり、走者を置いてどこまで得点に結びつけられるかがカギ。昨年の若獅子賞(新人賞)を獲得した小室湧未のプレーも興味深い。

    昨年の2次予選で本大会出場切符をつかんだセガサミーの選手たち=神宮球場で2017年6月1日、渡部直樹撮影

    投手交代の判断重要 セガサミー

     昨年は2次予選で見事な集中打を浴びせ、本大会への最後の切符をつかんだ。2年連続出場を目指す今年、日大出身の新戦力左腕・東範幸に注目だ。重い直球を武器に氏家優悟らとともに先発を担う。継投策で試合を進める展開が多く、投手交代のタイミングも重要になってくる。

     打線の爆発力は、決して他チームに見劣りしない。中でも横浜DeNAベイスターズでプレーした経験がある主将の赤堀大智は、チームの中心選手として大きな期待がかかる。

     昨年の2次予選で活躍した根岸晃太郎も注目選手の一人。リードオフマンとしてチャンスを演出するだけでなく、今シーズンは春の大会で本塁打を放つなど長打力も備えている。

    2012年の本大会でマウンドに立つ古田=東京ドームで2012年7月15日、久保玲撮影

    先発陣踏ん張りカギ 明治安田生命

     昨年まで指揮を執った林裕幸監督が退任。成島広男新監督が率いる初の都市対抗2次予選で、3年ぶりの東京ドームを目指す。

     本大会出場に向けては、経験豊富な右腕・大久保匠の復調が欠かせない。2015年の自チーム出場時に加え、14、16年は他チームの補強として本大会を経験している。選手最年長の古田康浩や、左のエースとして期待がかかる三宮舜ら先発陣が踏ん張り、優位な試合展開でリリーフにつなげたい。

     打線はチームの期待を背負う泉沢涼太の存在感が増している。春の大会で本塁打を放つなど好調ぶりをアピール。新たな主砲候補として、バットでチームに勢いを与えられるか注目が集まる。

    昨年の2次予選で先発する西村=神宮球場で2017年6月1日、渡部直樹撮影

    実力ある選手そろう 鷺宮製作所

     東京ドームからしばらく遠ざかっており、悔しい思いをしてきた。だが、今シーズンは都企業春季大会でセガサミー、さらにJR東日本に勝利。9年ぶりの本大会出場に期待が高まっている。

     投手陣は、先発の柱としてマウンドを預かる西村純季に注目。相手打線を中盤まで抑え、試合を優位に進めたい。直球を主体に強気の投球をみせる野口亮太も安定してきた。

     捕手の長沢健弘はテンポ良く投手陣をリードしつつ、打席に立てば長打が期待できる。打線の中軸に座る橋本顕太郎はバットコントロールがよく、器用な打撃を得意とする。茶谷良太は春のベーブルース杯大会で本塁打を放つなど、実力がある選手がそろっている。

    1次予選で適時打を放った磯崎=府中市民球場で、2018年5月5日、川村咲平撮影

    勢いある打線が武器 日本ウェルネススポーツ大学東京

     企業チームで唯一出場した1次予選を勝ち抜き、6年ぶりに2次予選へ進んだ。代表決定戦では最終回に集中打を浴びせ、劇的な逆転勝ち。波に乗る。

     エース・山田敏紀の出来がポイントだ。192センチの長身から角度のあるボールを投げ込み、相手打線に立ち向かう。

     学生主体の若いチームらしく、勢いのある打線も侮れない。1次予選の初戦は12得点を挙げ、コールド発進したのを皮切りに、代表決定戦は9回2死から5連打で逆転。鋭いスイングで相手投手の速球に振り負けない力強さを感じさせた。

     特に1次予選で2番に座った磯崎一樹は、小柄ながら長打力を備え、2次予選でも活躍が期待される。

    本大会で36年ぶり2回目の優勝を決めたNTT東日本の選手たち=東京ドームで2017年7月25日、渡部直樹撮影

    チーム力、今年も健在 昨年本大会V予選免除 NTT東日本

     昨年の都市対抗本大会で優勝し、今年は2次予選が免除される。ベテラン、中堅、若手の各世代がそれぞれの役割をしっかり果たし、充実したチーム力は今年も健在だ。

     投手はプロ注目の右腕・堀誠が中心となる。新人として出場した昨年はチームの優勝に大きく貢献し、若獅子賞(新人賞)を獲得した。186センチの長身から投げ下ろす切れの良い直球と、落差がある変化球が光る。守りの要とも言えるベテランの上田祐介がマスクをかぶり、ナインをまとめる。

     攻撃面は切れ目のない打線が強み。どこからでも得点に結びつける。特に昨年の本大会で活躍し、ベストナインに選ばれた喜納淳弥、越前一樹ら中軸は相手にとって驚異となるだろう。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. アメフット 「謝っても謝りきれない」日大学長が会見
    2. 森友学園 籠池夫妻、25日にも保釈 記者会見を予定
    3. アメリカンフットボール 悪質反則 日大、消せぬ不信感 コーチ発言に矛盾
    4. おやつカンパニー ベビースターラーメンアイス29日発売
    5. アメフット 学内から批判噴出 父母会などが行動起こす

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]