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村田修一

最後まで「チームの勝利最優先」自分の野球を貫く(スポニチ)

ルートインBCリーグ 栃木8-8群馬(2018年9月9日 小山市運動公園)

 独立リーグのルートインBCリーグ・栃木の村田修一内野手(37)は9日、正式に現役引退を表明した。今季最終戦となる群馬戦に出場し5打数1安打。試合後の引退セレモニーでのスピーチで男泣きし、感謝を口にユニホームを脱いだ。

 その2文字にさしかかると、もう涙をこらえられなかった。「今日をもって、私は現役を…」。沈黙は7秒。集まった6025人の観衆からは「まだできる!」「やめないでくれよ!」と怒号に近い声が飛ぶ。村田は「今日をもって、私は現役を引退します。今日、満員の球場で野球ができて幸せでした」と深々と頭を下げた。

 今季中の日本野球機構(NPB)復帰の可能性が消えた8月1日。会見を開き、事実上の引退を認めながら「その2文字は使いたくない」と決断を胸に秘めた。栃木のために現役選手として最後まで戦い抜くため。この日も同じだった。

 7回に中前打を放ち、同点で迎えた9回無死一塁。延長はなく、現役最後と決まっていた打席。追い込まれてからは「勝利のためにつなごうと」。外角球を右打ちで一ゴロとし、全力疾走で併殺を防いだ。「チームのために勝利最優先でやってきたので」。わがままを許される場面でも、自分の野球を貫いた。

 「小3から野球を始めてちょうど30年。未練がないと言えばうそになるかもしれないが、30年間の野球人生に悔いはない」。3人の息子から花束を贈られ、記念品を横浜(現DeNA)時代の監督だった大矢明彦氏(70)から渡されると何度も感極まった。「また次の選手が追いかけてやってくれればうれしく思います」。DeNA・筒香、巨人・岡本と自身の背番号25を引き継いだ和製大砲は伸び盛り。強烈な個性を放った男の遺伝子は、後輩や後進らに脈々と受け継がれていく。 (後藤 茂樹)

 ▼ヤクルト・館山(日大の同期)世代の中心として野球界を引っ張ってきた選手。まだ信じられません。落ち着いたら、ゆっくり話をしたいなと思います。(スポニチ)

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