新酒披露会:環境団体が酒米育成、試飲など楽しむ−−五城目 /秋田
毎日新聞 2012年02月22日 地方版
潟上市昭和豊川で里山保全や八郎湖の再生に取り組む「草木谷を守る会」(石川紀行会長)は19日、五城目町の福禄寿酒造(渡辺康衛社長)で、同会が生産した酒米で造った純米吟醸酒「草木谷」の新酒披露会を開催。関係者約50人が参加し、新酒の試飲や酒蔵見学などを楽しんだ。
同会は09年から40アールの田んぼで酒米「秋田酒こまち」を生産。地域住民や学生らと共に田植えから収穫まで行っている。昨年は大森山動物園のゾウなどのフンから作った「ゾウさん堆肥(たいひ)」を一部使用したところ「稲が元気でいつまでも青々としていた」という。
新酒はこの秋田酒こまち約1800キロを使用。3年目となる今年はラベルを一新し、五城目高の美術部と書道部の生徒2人がデザインを担当した。
渡辺さんは「昨年に比べ米の溶け具合が良く、寒さによる低温発酵でまろやかな味になった。さわやかな香りで、温めるとより米のうまみが味わえる」と話す。
720ミリリットルを3000本製造。1本1575円。潟上市天王の道の駅てんのう内にある食彩館「くらら」などで販売する。【加藤沙波】