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歴史書:「伊能忠敬が歩いた播磨みち」 「創生塾OB」が3年かけ出版 /兵庫

 ◇地域の歴史遺産を見て 名所・旧跡、道標、地蔵などカラー写真で紹介

 江戸幕府の測量方として初めて精密な日本地図を作った伊能忠敬(1745~1818)が200年前に歩いた東播磨路の「現代の道」をたどった調査記録「伊能忠敬の歩いた播磨みち~ふれあい道中記」(A4判、174ページ)が団塊世代グループの手で出版された。3年をかけ約130キロを踏破した調査の集大成で、ふんだんに史料や写真を盛り込んだ東播磨の歴史書に仕上がった。

 伊能は4度、播磨を訪れたとされる。グループは06年1月、県が設けた、ふるさとまちづくりのリーダー養成講座「ふるさとひょうご創生塾」の10期生ら9人で設立した「ふるさとひょうご遺産の再発見で地域をつなぎ隊」が始まり。同年5月に明石市魚住町から旧西国街道を歩くのが第一歩となった。07年度は旧浜街道も含め約60キロを調査し、いったん活動を終えた。

 しかし、全員に調査継続の意志が強く、昨夏からは播磨地域の有志が加わった約30人で「ふるさとひょうご創生塾ご縁グループと同好会」として活動を再開。丹波道や有馬道計約70キロを歩いた。

 書は、街道にとどまらず名所・旧跡、道標(155カ所)、地蔵、竜山石などをすべてカラー写真(約1000枚)で紹介し、マップ化した。「伊能忠敬測量日記」なども口語訳を付けて収めている。

 グループリーダーを務めた高塚洋さん(66)=高砂市米田町=は「『現場で』『現物を』『現認する』の三現主義による調査で、地域とも多くの交流が生まれた。地域の歴史遺産をみてほしい」と話している。

 1部2000円。加古川市の詳文館などで扱っている。【成島頼一】

〔播磨・姫路版〕

毎日新聞 2009年11月7日 地方版

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