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現場から:郷土資料館の存続 /神奈川

 深刻な税収難から行政改革を進めている南足柄市。文化会館の「当分の間休館」といった見直し案が大きくクローズアップされた▼その検討案の中で郷土資料館がどうなるか気になっている。無料だった入館料(特別展)を400円にして、その収入結果で、来年度以降どうするかを決めるというから、存続かどうかは未定だ▼地下の収蔵庫には貴重な金太郎の浮世絵、古文書、明治以降の60組にも及ぶひな人形の段飾りなどが眠る。維持管理費は年間600万円。笠間吉高館長が「最低でも1万5000人の入館者があれば」と話すのは、その費用を賄うための目標数字でもある▼年4回の特別展で入館者が最も多いのが春のひな人形展。今年は1万2000人が訪れた。この数をさらに増やし、ほかの特別展も魅力あるものにしたいと、笠間館長は人脈を頼り、知恵を絞る。その熱意が伝わってくるだけに、このまま存続してほしいと願っている。【澤晴夫】

毎日新聞 2009年11月3日 地方版

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