四万十川や中筋川をツルの越冬地にしようと取り組んでいる「四万十つるの里づくりの会」(多和博嗣会長)は6日、おびき寄せるためのツルの模型(デコイ)を地元の小中学生の協力を得て四万十市具同の中筋川河川敷に設置した。
設置したのは、同市立東中筋中1年と東中筋小6年の計31人と同会、四万十川自然再生協議会員、国交省職員など約20人。子どもたちは今年7月、餌場として整備されている約3ヘクタールの田んぼにもみまきするなど同会の活動に協力してきた。
デコイは本物のツルより一回り大きい高さ約1・2メートルの模型。子どもたちは稲穂の成長具合を見学した後、稲穂の中にデコイを設置し、ボルトで倒れないように締め付けた。この後、同市江ノ村の餌場に移動し、2つのデコイを設置した。
沢田佳長・野生生物環境研究センター所長は「今年はツルの飛来が遅いが、先月30日に四万十川河口上空を4羽、同市右山を9羽が通過したのを確認しているので、今年も多くのツルが訪れることを期待している」と話していた。【真明薫】
毎日新聞 2009年11月7日 地方版