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マガン:蕪栗沼に飛来 17年前のシベリアで付けた首輪装着 標識を確認 /宮城

 ◇大崎のNPO

 大崎市田尻の環境保全NPO法人「蕪栗(かぶくり)ぬまっこくらぶ」は10月下旬、17年前の92年8月にシベリアで首輪標識を付けたマガンが、今年も蕪栗沼に元気に飛来したことを確認し、会員紙「蕪栗沼通信」11月号で紹介した。何歳まで生きるのか、情報が少ない野生マガンの寿命を推定する好例として注目している。

 首輪は緑色で、17年前の取り付けを示す「F1K」の文字番号入り。日露のガン類保護団体などがマガンの渡りコースを突き止めるため、北緯60度近い極東のシベリアで調査した時に付けた。幼鳥時に付けたとみられ年齢は18~19歳。群れの“リーダー鳥”と見られる。17年前から毎年のように蕪栗沼や田で飛来が確認できる事例はないという。調査当時に付けた首輪は頑丈なプラスチックで壊れにくいが、近年はマガンに負荷を与えないよう2年程度で壊れるようになっているという。

 マガンは飼育下で30年生きた例が報告されているが、野生では20年を超すだろうと推定される程度で確証がない。同くらぶの戸島潤副理事長は「天敵に食べられたり、けがで飛べなくなったりと、長生きできるマガンはわずか。首輪標識鳥は野生マガンの寿命を測る好例」と期待する。それにしてもめでたい確認だ。【小原博人】

毎日新聞 2009年11月5日 地方版

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