さいたま市長選は選挙戦最終日の23日、現職と新人5氏の計6陣営が市内の主要な駅前などで演説を行った。期日前投票は前回と比べ1・8倍と好調だったが、熊谷地方気象台によると、さいたま市内の24日の天気は曇りのち雨で、低投票率が心配される。【稲田佳代、岸本悠】
元県議の松下裕氏(64)は、JR宮原駅前で75歳以上の医療費無料化、国保税の1万円引き下げなどをアピール。「市民生活を破壊してきた政治を立て直し、暮らし優先のさいたま市をつくりましょう」と支持を求めた。
「市民の声が届く市政にしよう」と訴えてきた前県議の清水勇人氏(47)は、JR浦和駅前で演説。渡辺喜美衆院議員が駆けつけ、「清水さんと一緒に、さいたまから日本を変えよう」とこぶしを突き上げた。
JR大宮駅前で演説した前衆院議員の中森福代氏(59)は「明日の夜、一緒にバンザイができるよう力添えを」とかすれ声をしぼり出した。自民の石原伸晃衆院議員が応援に訪れ、「政令市初の女性市長を」と訴えた。
現職の相川宗一氏(66)はJR大宮駅前で、支援する自民、公明の議員らに取り囲まれ、「未来が明るく輝き、笑顔で過ごせる街を築く」と宣言。サッカーの浦和レッズ元監督、ギド・ブッフバルト氏も駆けつけた。
元知事特別秘書の高橋秀明氏(52)は、JR浦和駅前で「今回は人物を選ぶ選挙だ」と政党支援を受ける他候補を牽制(けんせい)。市長給与3割減と退職金の全額返上を主張し「自ら身を削れば職員も緊張感を持つ」と訴えた。
「合併時の旧市間の約束を守れ。市庁舎はさいたま新都心に移転させるべきだ」と主張してきた前市議の日下部伸三氏(50)は、地元のJR指扇駅前で、「投票箱が閉まるまで、最後の支援をお願いします」と訴えた。
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期日前投票は投票所を各区2カ所に倍増し、前回選と比べ約2万2478人増えて1・8倍の5万882人となった。投票率について、市選管は「前回35・51%だったが、40%を超えたい」と話している。
毎日新聞 2009年5月24日 地方版