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朱鷺色の空に 1999人工ふ化

「緊張の連続だった」飼育で来日の席咏梅さん、帰国を前に心境語る /新潟

 佐渡・新穂村の佐渡トキ保護センターへ2世誕生の技術指導に来ている中国陝西省洋県トキ救護飼養センターの席咏梅主任(33)が31日に帰国するのを前に19日、トキ保護センタ−で記者会見した。

     席主任は中国から贈られたトキのペア「友友」「洋洋」とともに今年1月下旬に来日し、トキ保護センタ−で2世「優優」の誕生、巣立ちを見守り、飼育に関して貴重なアドバイスを送ってきた。

     席主任は会見でまず、長時間の輸送ストレスの中で佐渡に着いた「友友」「洋洋」が、大雪が降るなどした佐渡の環境に順応できるか心配したという。

     なかなか交尾しなかったことも心配のタネだったといい、産卵しても授精卵かどうか悩み、さらに、うまくふ化から1羽のひなを健康に育てられるか緊張の連続だったと強調した。

     「友友」「洋洋」は繁殖期を迎えるのが遅かったものの、4個の卵を産んだ。これまでの経験から2、3羽はふ化できると期待したが、結果は1羽だけで満足できなかった。少し残念だったという。

     「優優」の誕生は全国民が関心をもって見ていただけに、無事誕生した時は、「トキ保護の仕事に自信と確信を得た」とうれしそうに語った。

     日本の飼育技術については、国、県、トキ増殖技術検討会など各方面から資料を集め整理していく管理体制の細やかさに関心した様子で、「中国側に報告紹介したい」と話した。

     佐渡の環境については、「夜になると水田からカエルの声が良く聞こえる。山々には木が多く稲も一期作でトキの住む環境にとてもいいと思う」と話した。【磯野保】

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