メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

 国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園は22日、人工飼育した3羽を同市城崎町の田んぼで放った。自然放鳥は05年秋に続き3度目。

     3羽は1歳の雄2羽と2歳の雌。昨年までに放鳥した14羽のうち雌が9羽いることから、雄を多く放した。今回の放鳥では、23日にも公園から約15キロ南西のケージで3カ月間飼育されていた雄と雌各1羽が放たれる予定。市内の大空を舞うコウノトリは野生も含め計20羽になる。

     今夏には自然界で生まれた幼鳥が46年ぶりに巣立つなど、野生復帰計画が順調に進んでいることから、来年度の放鳥はしない予定。【山口朋辰】

    見守る1600人、数秒で降りるハプニングも“ご愛嬌”

     豊岡市城崎町楽々浦で22日に行われた3度目のコウノトリの自然放鳥。1歳の雄が目の前の田んぼに降りるハプニングもあったが、優雅に空を舞う白い翼に、集まったアマチュアカメラマンや市民ら約1600人を喜ばせた。同市大磯町のじばさんTAJIMAではフォーラムも開かれ、コウノトリと人間が共生できる地域づくりへの取り組みの報告や今後の課題が話し合われた。【山口朋辰】

     自然放鳥は、1歳の雄2羽、2歳の雌の順で木箱のテープを切って野外に放った。2番目に放たれた1歳の雄は、勢いよく木箱から飛び出したものの、数秒飛んだだけで、目の前の田んぼに降下。見守った市民らを心配させたが、約15分後に南に向けて飛び立つと大きな歓声が上がった。

     地域フォーラムでは、コウノトリ野生復帰推進連絡協議会長の保田茂・神戸大名誉教授があいさつ。2020年には国内の高齢化率が28%になる見通しに触れ「金ではなく健康を第一の価値にする時代。コウノトリの野生復帰への取り組みは、人が健康に暮らせることにつながる」と話した。

     また「環境創造型農業とみんなの暮らし」をテーマに、出石町の農家と豊岡中央青果の取り組みを紹介。消費者生活団体の代表、中学生らによる意見交換も行われた。

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. イチローが第一線退く意向 球団に伝える 21日試合後に会見
    2. イチローが現役引退
    3. 「イチロー、ボールが見えていない印象」 村上雅則氏が指摘
    4. 第91回選抜高校野球 開会式で国歌独唱 幕張総合高3年・菅谷茉友さん意気込み /千葉
    5. エチオピアで「日本人女性が死亡」 武装勢力が車襲撃

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです