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大衆作家・ガルシア・マルケス

愛され、くさされ、ボロボロになるまで読まれる作家

ガルシア・マルケスの小説の舞台、コロンビア北部のグアヒーラ地方で

 さて、この連載のタイトルである。「大衆作家」と聞いて、あれ?っと思う人が結構いるのではないだろうか。

 ガルシア・マルケスというと、もっと、一筋縄ではいかない作家、難解で、分厚い辞書や登場人物の家系図を傍らに、細かなノートを取りながら、判読していく作品群。相当な本読みでないととても読みこなせない知の集積といったイメージを抱いている人が意外に多いのではないだろうか。ボルヘスやウンベルト・エーコのようなイメージ。

 マルケスが「大衆作家」だというのは、私が彼の生地、コロンビアでたどりついた結論だ。大衆というとちょ…

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