メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大衆作家・ガルシア・マルケス

ろくでなしの純愛 半世紀の片思い

ガルシア=マルケスを育んだコロンビアの人々

 ガルシア=マルケスの描く性愛の世界には、読者を楽しませるさまざまな趣向がこらされいる。だから、書きだせばきりがないのだが、とりあえず導入編として、その純愛、プラトニック・ラブ、決して満たされることのない片想いを考えてみたい。

 1985年、ノーベル文学賞受賞の3年後に発表した長編小説「コレラの時代の愛」は、やや異常といえなくもないが、青年期にふられた少女を半世紀以上、正確には51年9カ月と4日間、ひたすらストーカーのように想い続け、相手の夫の葬式が済んだその場でプロポーズする男を描いている。

 <ビター・アーモンドを思わせる匂いがすると、ああ、この恋も報われなかったのだなとつい思ってしまうが…

この記事は有料記事です。

残り4859文字(全文5157文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 警視庁 「地面師」聴取へ 積水ハウス55億円被害
  2. 森元首相 「余計なことしやがって」 石破氏依頼に苦言
  3. キャバクラ暴行死 未婚10代母、遠い自立 娘残し無念
  4. 積水ハウス 土地詐欺被害 「社長案件」社内審査怠る 安価情報、取引焦る 「問題あり」複数指摘を無視
  5. 宮内庁 仁徳天皇陵を発掘へ 今月下旬から堺市と共同で

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです