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コトバ解説

「心肺停止」と「死亡」の違い

警察や消防はできない診断 それをするのは…

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「心肺停止」と「死亡」の違い 矢尾「よく分からん」
矢尾「よく分からないんだよなっ」 ケビン「世の中、分からないことだらけデース」 矢尾「いや、まあその通りなんだけどなっ。この間の御嶽山の噴火で、多くの犠牲者が出ただろ?」 ケビン「ハイ。痛ましい災害デシタ」 矢尾「あのニュースで『心肺停止』状態で見つかった人たちがいたって言ってたじゃねぇか」 ケビン「言ってマシタネ」
矢尾「それで後から『死亡』を確認って」 ケビン「イエス」 矢尾「『心肺停止』と『死亡』って、そりゃ違うんだろうけど、どう使い分けてたんだっ?」 ケビン「承知シマシタ。僕が解説して差し上げマース」
自然というものは本当に恐ろしい、という当たり前のことを、改めて思い知らされた災害でした。 今回は、「心肺停止」と「死亡」が、御嶽山噴火の被害を伝えるニュースではどのように使い分けられていたのか、解説します。 「心肺停止」とは、心臓も呼吸(肺)も停止して意識がなくなり、死が目前に迫っている状態のこと。 人間の脳は心臓が停止して血液が流れなくなると、4~5分で回復不可能な障害を受けると言われています。 そのため、「心肺停止」状態になったら、すみやかにAED(自動体外式除細動器)や人工呼吸などで蘇生措置を施す必要があるのです。 また、心音と呼吸の有無を確認すれば、誰でも「心肺停止」と判断できます。
一方、「死亡」の診断は、医師のみができる医療行為。 医師が「死亡」と診断するには「心肺停止」に加え、瞳孔に光を当てても開いたまま(瞳孔散大)かどうかを確認する必要があります。 「脳死」にはまた別の条件があります。 御嶽山の場合、実質的には「死亡」していた犠牲者でも、発見時には「心肺停止」の状態であるとし、その後の医師の診断を待って「死亡」と伝えていました。 捜索していた警察や消防は「死亡」を判断することはできないということです。
矢尾「なるほどなぁ」
矢尾「杓子(しゃくし)定規な感じもするが、必要な手続きではあるんだなっ」 ケビン「ソウデスネ。もっとも海外のメディアでは発見時点で「死亡」と伝えていたところもあったようデスガ……」 矢尾「なんとも、難しい話でもある……」 ケビン「では、今回の話をまとめマスネ」
心肺停止とは、心音と呼吸が停止している状態のこと。 死亡とは、心肺停止、瞳孔散大を医師が確認し診断するもの。
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