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匿名リークサイト

来年にも国内で初開設、報道に活用

日本初の本格的な匿名リークサイト「Whistleblowing.jp」の開設に向けて説明する八田真行・駿河台大学専任講師=2014年12月19日午後4時14分、東京都新宿区の早稲田大学で尾村洋介撮影

 ハッカーの歴史やインターネットの匿名化技術に詳しい八田真行・駿河台大学専任講師が19日、早稲田大学(東京都新宿区)で記者会見を開き、内部告発者の身元を分からないようにする匿名化技術を利用した内部告発(リーク)サイト「Whistleblowing.jp(ホイッスルブロウイング・ジェイピー)」を開設すると発表した。告発者が安心して情報をジャーナリストに渡し、公益目的の報道に活用してもらうのが狙い。運営組織や規約を固めたうえで、来年半ばの運用を目指している。

 本格的な匿名リークサイトは、米ワシントン・ポストや英ガーディアンなど海外大手紙で2013年ごろから開設されているが、日本での導入は初めて。

 八田氏のサイトは、Tor(トーア)と呼ばれるインターネット上の匿名化技術を活用。告発者が自分の身元につながる痕跡を残さずに、サイトに登録されたジャーナリスト(組織や個人)の中から送り先を選び、テキストや写真、動画などの情報を提供する。告発者が望めば、情報を受け取ったジャーナリストと一定期間、情報を交換できる「掲示板」的な機能も備えている。

 八田氏は現在、大手紙や通信社などの15人程度のジャーナリストと連絡を取り、準備を進めている。サイトの登録ジャーナリストになるには、匿名化技術に関するトレーニングを受講するなど、一定の要件を課す方針。また、サイト運営費やトレーニング経費、訴訟に備えた弁護士費用積み立てなどのため、会費制での運用を検討している。情報提供者は登録の必要はなく、無料で利用できる。

 開設前の準備サイトは八田氏個人が管理しているが、本格運営の際には、法人化のほか、大学組織やインターネット団体に運営を任すなどの策を考えているという。【尾村洋介/デジタル報道センター】

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