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「燃料電池車ばかげている」 テスラのマスクCEOが批判

テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者=2014年9月撮影

 【デトロイト清水憲司】米電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は13日、北米国際自動車ショー開催中の米デトロイトで行った記者会見で、水素を用いる燃料電池車(FCV)について「極めてばかげている」と批判した。水素の貯蔵や管理の難しさを理由に挙げた。EVとFCVは次世代カーの主役の座を競い合っており、さや当てが激しくなりそうだ。

 マスク氏は、テスラのほか宇宙開発企業「スペースX」などを設立した西海岸シリコンバレー発の著名起業家。淡々とした口ぶりながら、物議を醸す発言でも知られ、この日はショー関連の講演会出席のため、ゼネラル・モーターズ(GM)などが本拠を構える敵地デトロイトに乗り込む格好になった。

 講演後の記者会見で、マスク氏は水素の引火しやすさや貯蔵の難しさを指摘し、「解決は難しく、極めて非効率だ。理に合わない」と主張。同社は2015年に約5万台の生産を計画するが、10年後までには数百万台を生産するとし、EV市場の拡大を予測した。

 一方、昨年12月にFCV「ミライ」を発売し、究極のエコカーと位置づけるトヨタ自動車のジェームス・レンツ専務(北米トヨタCEO)は、これに先立って記者団に対し「マスク氏の製品は素晴らしい。ただ、EVは必ずしも長く走れるクルマではない」と述べた。EVが充電に数十分〜数時間かかるのに対し、ミライの燃料補給が3分程度で終わることも指摘し、FCVの優位性を強調した。

北米国際自動車ショーで、展示されている電気自動車ベンチャー、テスラ・モーターズの「モデルS」=米デトロイトで12日、清水憲司撮影

テスラ・モーターズ

 米起業家で現最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が2003年に設立。社名は交流電源を発明したニコラ・テスラにちなむ。08年、スポーツカータイプのEVを発売。米有名俳優らが購入し、知名度を上げた。10年に米ナスダック市場に上場。高級セダン「モデルS」の13年の販売台数は2万2477台。パナソニックと共同で、米ネバダ州に大規模なリチウムイオン電池工場の建設を予定している。

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