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みどりの日

緑になる新聞「グリーンニュースペーパー」

毎日新聞が発行したグリーンニュースペーパー。東京・代官山で4日に開かれるイベント「GREEN HOLIDAY TOKYO」で配布される
グリーンニュースペーパーの育て方1

 新緑のまぶしい季節を迎えたが、都市部では年々、緑地面積は減少している。九都県市首脳会議環境対策委員会緑化政策専門部会の調査によると、首都圏(東京都、及び神奈川、埼玉、千葉の各県)の緑地面積は1965年の93万ヘクタールから、2012年には71万ヘクタールへと減少した。山手線内側30個分以上に相当する面積の緑が失われている。

 その大きな原因は農地の減少。同じ期間に農地は約42万ヘクタールから23万ヘクタール台へと減った。東京都内の農地は約3分の1になり、神奈川、埼玉両県でも半減した。林地の減少は農地ほどではないが、51万ヘクタールから45万ヘクタール台になった。人口の首都圏集中に伴う開発で、農林地が大きく減少したのだ。

 失われていく緑に、行政が無策だったわけではない。地方自治体や国は、都市環境の改善や都市の防災性の向上を目的に、都市公園や緑地の拡大に取り組んできた。その結果、首都圏の都市公園等の面積は1965年の2009ヘクタールから、2012年の2万909ヘクタールへと、10倍に増えた。とはいえ、なお都市公園等の面積は少ない。東京都によると、23区内の1人あたりの公園面積は4.5平方メートル。ロンドンの26.9平方メートル、ニューヨークの18.6平方メートルなどに比べて、かなり少ないのが現状だ。

 都市部での緑は、意識的に取り組まなければ増えない。そこで、毎日新聞が提案するのが、緑の大切さを伝える「グリーンニュースペーパー」。毎日新聞は創刊135年記念事業として、2006年から植樹キャンペーン「My Mai Tree」を開始した。「ふるさとの木による、ふるさとの森づくり」を掲げ、土地本来の樹木の苗木を植えてきた。09年からは「つながる森プロジェクト」に名称変更し、間伐や森林整備にも協力している。毎日新聞が各地の自治体やNPOなどと協力して植えた苗木は9年間で総計33万本以上に達した。

 静岡県掛川市では、毎日新聞と市、NPOが協力して、海岸防災林づくりに取り組んでいる。

 グリーンニュースペーパーはこうした本格的な植樹、森づくりとは違い、楽しみながら緑の大切さを感じてもらうことが目的だ。これは産業廃棄された紙を溶かし、草花の種をすき込んで、紙に再生した「シードペーパー」を使った新聞。紙の再利用は毎日新聞が取り組んでいる「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」にも通じる。読み終えた後に、土に埋めると、芽が出てくる。さて、どんな草花が生えてくるのだろうか。

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