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(58)悲しみのラマダン

シリアの首都ダマスカスの旧市街。内戦前は観光客や買い物客でにぎわっていたが、最近は客も減っている=2014年2月27日、秋山信一撮影

 旧市街のスーク(市場)で食材を買い込み、近所では料理を互いにお裾分けし、貧しい人のために余分に食事を用意して、断食が明ける日没を待つ。断食時間の終わり(日没)を告げる大砲の音を合図に宴は始まる。夜間も街はにぎわい、街灯が人々の笑顔を照らす。これが、シリアの首都ダマスカスでラマダン(イスラム暦の断食月)中に見られる光景だった。

 しかし、4年に及ぶ内戦は、ラマダンの風景を一変させた。物価が高騰し、人々は断食明けの食事でも節約を…

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フアード・アリ

1980年生まれ、ダマスカス在住。ティシュリーン大学(シリア西部ラタキア県)で英文学を学び、卒業後はシリア国営テレビなどで勤務。日本の印象は「平和と教育で優れた国」。シリアで毎日新聞の取材をサポートしている。

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