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今週の本棚

本村凌二・評 『沈まぬアメリカ−拡散するソフト・パワーとその真価』=渡辺靖・著

 (新潮社・1728円)

創意工夫生む自由主義社会の魅力と呪縛

 誇り高いフランス人はときに辛辣(しんらつ)でもある。第一次大戦期の首相クレマンソーは「アメリカは、文明という通常の中間期を経ずに、奇跡のごとく野蛮からいきなり衰退へと向かった史上唯一の国家である」と皮肉っている。第二次大戦後の大統領ド・ゴールは作家マルローに「ひとつの文明の終末を、それと意識しながら生きるのは奇妙なことだ。ローマの末期以来、こんなことはなかった」と語ったという。

 20世紀の近代産業文明を代表するアメリカについては、くりかえし衰退の兆しが指摘されている。著者によ…

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