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特定秘密保護法

施行から1年 情報公開不十分

情報公開請求で開示された公安審査委員会の職員2人に関する適性評価の結果通知書。氏名、生年月日、所属部署、役職名、適性の有無のほか、通知の日付まで黒塗りにされた=徳野仁子撮影

 特定秘密保護法が施行されて10日で1年を迎える。今のところ、度を越した情報隠しや人権侵害といった施行前に懸念された問題は表面化していないが、秘密保護法に関わる情報は十分に公開されておらず、運用の妥当性は外から判断しにくい。専門家は「監視を続けることが大切だ」と話している。【青島顕】

黒塗りの適性評価通知

 1日から特定秘密を取り扱うことのできる人は、「適性評価」と呼ばれる身辺調査を受けた公務員らに限られることになった。内閣官房は9万7560人が適性評価を受け、1人を除いて通過したと発表した。受けた人数は省庁別で出され、防衛産業などの民間人2200人も評価されたことが明らかになった。しかし、公開されたのは人数だけ。プライバシーに立ち入る評価で、人権侵害などがあったかは検証しにくい。

 内閣官房は「適性なし」とされた1人について「個人が特定される恐れがある」として所属省庁を公表してい…

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