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福島原発事故

積み上がる除染廃棄物

除染作業で出た汚染土などの仮置き場に積み上がる無数のフレコンバッグ=福島県富岡町で、本社ヘリから森田剛史撮影

 東日本大震災から11日で4年9カ月。東京電力福島第1原発事故に伴う除染で取り除いた表土や草木を入れた黒い袋が、福島県内の広い範囲で山積みされ、増え続けている。ポリエチレンなどを素材にした「フレコンバッグ」と呼ばれる袋の容量は1立方メートル。環境省と福島県によると、9月末時点で約915万5000袋が約11万4700カ所の仮置き場や除染現場の保管場所に置かれている。

     全域が避難指示区域となっている同県富岡町の沿岸部の仮置き場では、フレコンバッグをつり上げるショベルカーが埋もれて見えるほど、無数の黒い塊が地表を覆う。除染廃棄物を詰め込んだフレコンバッグは4段に積み上げ、放射線を遮るため5段目と側面には汚染されていない土を入れた袋を積む。更に上から雨水を防ぐ防水シートをかける。

     除染廃棄物の搬入先となるはずの中間貯蔵施設(同県大熊、双葉両町)は地権者交渉が難航し、建設のめどが立っていない。【土江洋範、森田剛史】

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