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水戸の主要メーカー値上げへ 豪雨で材料入手難

土砂やがれきが流入した水田=茨城県常総市三坂町で2015年9月16日、松岡大地撮影

 水戸市内の主要納豆メーカーは来年2月をめどに「わら納豆」の出荷価格を引き上げる方針を固めた。関東・東北豪雨で「稲わら」が水につかる影響などで、入手が困難になっているためだ。値上げは県内全体に広がる可能性もある。

     値上げする方針をそれぞれ固めたのは、「水戸納豆製造」(水戸市本町3)▽「笹沼五郎商店」(同市三の丸3)▽「天狗納豆」(同市柳町1)▽「だるま食品」(同)の4社。現在の小売価格は100円台から数百円程度までさまざまだが、商品によっては4〜5割の値上げになる可能性もあるという。大規模な値上げは約20年ぶり。

     要因は稲わらの不足だ。納豆用の稲わらは、手押しの機械で刈り取る必要があるなど手間がかかる。高齢化による農家の減少で生産量が減少し、もともと価格は上昇傾向。古河市の稲わら販売業者「稲商」によると、1キロ当たり100〜120円という現在の取引価格は、10年前の1.5倍の水準だという。

     追い打ちを掛けたのは、関東・東北豪雨だ。水戸の納豆メーカーは県内産の稲わらを使用しているが、今年は入手すら困難な状況だという。

     「水戸納豆製造」の高星大輔専務(37)は「来年は年間を通した生産ができないかもしれない」と声を落とす。県納豆商工業協同組合の高野正巳理事長(70)は「値上げは避けたいのが本音だが、稲わら農家の利益も必要なので仕方がない」と心情を吐露した。

     わら納豆は一般的に、煮たり蒸したりした稲わらで煮豆を包み、豆の発酵を進める方法で製造されている。パック入り商品が各家庭に広まる一方、贈り物や土産品として根強い人気がある。【中里顕】

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