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余録

国会には日曜日や祝日に会議を開かない慣例がある…

 国会には日曜日や祝日に会議を開かない慣例がある。ただし例外もある。例えば、2011年4月29日(昭和の日)、5月1日(日曜日)には東日本大震災の緊急対策の予算委員会質疑が行われた▲地方議会ではいくつかの自治体が定期的に「サンデー議会」を開いている。平日は傍聴できない住民に来てもらい、距離を縮めようとする取り組みだ。鹿児島県奄美大島(あまみおおしま)にある人口約1600人の大和(やまと)村の議会でも20日、初の日曜日開催で5議員が質問に立ち、ゼロ歳児保育や害虫対策などを議論した▲最初は注目されても、次第に関心が薄れがちな点をどう克服するかがサンデー議会の課題だ。年1回実施している山形県上山(かみのやま)市議会が今月行った一般質問は111人が傍聴し、16年ぶりに100人を超えた▲初開催だった1998年こそ168人が傍聴したが00年から100人を割り込み、いったん39人にまで落ち込んだ。資料の全世帯への事前配布を行い、できるだけ多くの議員が質問に立つよう努めるなどして、傍聴者が戻ってきた。同議会の高橋正一事務局長は「質問では議員も政策提案するようこころがけています」と語る▲ネット配信の普及などで、日曜日開催の必要性を疑問視する声もある。だが、多くの住民にとって地方議会が遠い存在である中、サラリーマンや学生らが接する機会を設ける意義は小さくない▲有権者の関心をどう喚起していくかという課題は、国会も共通だろう。来年は「18歳選挙権」導入という大きな変化を迎える。サンデー国会で、若者向け政策をテーマとする討論を行う。そんな例外もあっていいのではないか。

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