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欧州への難民・移民、100万人を突破

 【ローマ福島良典】国際移住機関(IOM)は22日、中東、アフリカ、南アジアなどから今年1〜12月に非正規に欧州に渡った難民・移民が100万人を突破したと発表した。欧州への流入としては、第二次世界大戦後で最多となる。

     欧州連合(EU)も、今年1〜11月に非正規にEU圏内に入った難民・移民が、昨年1年間の5倍以上となる155万人に上ったと発表している。対象地域や集計方法が違うため数字は異なるが、どちらも今年の欧州への難民・移民らの流れが記録的なものだったことを示している。

     IOMによると、4141人が21日、ギリシャに到着したことで、今年、欧州入りした人数は100万5504人となった。そのうち、地中海経由の海路で欧州に上陸したのは97万1289人。一方、陸路での越境は3万4215人だった。

     国別では、トルコから主にエーゲ海を渡って難民・移民が到着するギリシャへの流入が82万1008人で最も多かった。リビア沖など北アフリカから地中海経由で難民・移民が上陸するイタリア(15万317人)、トルコからの陸路ルートのブルガリア(2万9959人)が続いた。

     IOMと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の共同声明によると、全体の半数にあたる約50万人は内戦を逃れたシリア難民で、他にはアフガニスタン人が2割、イラク人が7%を占めている。

     北アフリカ・モロッコ沖に浮かぶスペイン領カナリア諸島への渡航を含め、欧州に向かう途中に死亡、または行方不明となった難民・移民は3724人に上った。うち2889人がイタリアを目指す密航船の海難事故の犠牲になった。

     イタリア海軍・沿岸警備隊は22日、南部シチリア島沖の地中海上で計460人の難民・移民を救助した。だがエーゲ海では同日、トルコからギリシャに向かう密航船が転覆し、子ども3人を含む11人が新たに死亡した。

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