内外から体を温める機能性衣料や飲料が人気だ。職場や家庭で暖房を控える「ウォームビズ」にもつながり、温室効果ガスの排出削減にもつながる。
保温機能の優れた機能性肌着の代表格といえばカジュアル衣料品店「ユニクロ」が展開する「ヒートテック」だ。2003年に発売を始め、現在は年間1億枚を売り上げる。当初は厚地だったが、性質の異なる4種類の繊維を複雑な構造で編み込み、人間が発する水蒸気を発熱に使う仕組みを開発。薄くて体にぴったりとフィットするため、スーツなど勤務時の服装でも下に着込むことができる。今冬はジーンズやチノパンツなどにも用途を広げ、過去最多の320点を販売する。保温機能を高めた「ヒートテックエクストラウォーム」の子供服も投入した。
小売り大手各社もプライベートブランド(PB)の機能性肌着を競っている。セブン&アイ・ホールディング…
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