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首都南郊、一時停戦 アサド政権とIS合意か

 【カイロ秋山信一】在英の民間組織シリア人権観測所は24日、首都ダマスカス南郊のヤルムーク地区を拠点化する過激派組織「イスラム国」(IS)と、同地区を包囲するアサド政権が、IS戦闘員の家族や負傷者を地区外に退去させることで合意したと明らかにした。合意内容には不明な点が多いが、近く一時停戦が始まるとみられる。

     アサド政権が他の反体制武装勢力と一時停戦を実施した前例はあるが、ISとの交渉による一時停戦は異例だ。

     人権観測所によると、アサド政権とISを含む反体制派武装勢力は、首都南郊のヤルムーク、カダム、ハジャルアスワドの3地区から、戦闘員の家族や負傷者を地区外に脱出させることで合意した。負傷者らは北部ラッカなどIS支配地域に移動するとみられる。ロイター通信によると、国連が合意事項の順守を見届けるという。

     3地区には、ISや国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線、パレスチナ系の反体制武装勢力が混在しており、政権側は包囲網を敷いて、人や物資の出入りを規制してきた。

     ヤルムーク地区は首都中心部から南に約3キロ離れた場所にあり、ISが今年4月に大部分を占拠していた。

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