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家族2016

「墓友」それぞれの事情 初対面でも連帯感

入棺体験を前に「人生観が変わるらしいわよ」と参加者に声を掛けるSSSの松原惇子代表=東京都内の斎場で2015年12月2日午後1時7分、池乗有衣撮影

 「ひとり」で生きる女性の老後を応援するNPO法人「SSS(スリーエス)ネットワーク」(松原惇子代表)が昨年12月、東京都内の斎場で会員同士が交流する忘年会を開き、併せて棺おけに入る「入棺体験イベント」を実施した。この日集まった女性たちは、死後、葬儀をせずに遺体を荼毘(だび)に付し、SSSの「女性のための共同墓」に入る「直葬(じきそう)プラン」の契約者だ。家族の墓があっても、あえて他人と眠る共同墓を選んだケースも。「入棺体験」と銘打つイベント名は一見重そうなイメージだが、あにはからんや現場は明るくにぎやかで、初対面のはずなのに「墓友」は連帯感さえ漂っていた。参加した約20人のうち首都圏に住む数人から、「わたしの事情」を教えてもらうと、家族の個人化の様相が垣間見えてきた。【池乗有衣】

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