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余録

東南アジアに旅行すると元気が出るという人が多い…

 東南アジアに旅行すると元気が出るという人が多い。街に子どもが多く笑顔があふれている。経済成長の真っただ中で社会に活気がある。高齢化が進む日本と違った空気を味わえるからだろう▲東南アジア諸国連合(しょこくれんごう)(ASEAN)はあす、ASEAN共同体を発足させる。緩やかな地域協力体から脱皮し、貿易や投資の自由化を進めて10カ国の経済統合を進める。将来的には政治や社会の分野でも一体性を強めていくという構想だ▲ASEANは日本と対照的な面が多い。国家として長い歴史を持つ日本とは異なり、大半は第二次大戦後に独立した国だ。人口構成も若く、国民の平均年齢で最も若いラオスやフィリピンは20代前半だ。約45歳の日本より20歳以上も若い▲画一性が高い日本とは逆に、ASEANのうたい文句は「多様性(たようせい)の中の統一(とういつ)」。民主的な政治体制の国もあれば一党独裁の国もある。言語や宗教も国によってばらばらだ。豊かなシンガポールと貧しいカンボジアやミャンマーとでは1人当たり国内総生産(GDP)で約50倍もの格差がある▲日本にとって喜ぶべきなのはASEANの親日意識の高さだ。昨年、日本の外務省が委託してASEAN主要7カ国で行った世論調査で「最も信頼できる国」のトップは日本。日本製のアニメや和食の人気も高い。タイでの人気アニメ調査ではドラえもんがダントツだ▲ASEAN共同体の発展には日本の協力も不可欠だ。技術移転や人材育成など幅広い分野で貢献ができる。成熟した日本と伸び盛りのASEAN。互いの持ち味を生かした関係が深まれば、互いの豊かさも増していくだろう。

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