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低速時の技術 パナソニックが開発へ

パナソニック本社

 パナソニックは2020年代半ばの実用化を目指し、自宅と最寄り駅や病院間などの近距離を、時速40キロ以下の低速で往復するなど街乗りに適した自動運転技術の開発に着手する方針を固めた。家電などで培った通信や画像処理の技術をフル活用。現在開発を進める自動車の衝突事故を未然に防ぐ「先進運転支援システム(ADAS)」を18年までに商品化した後、ブレーキ、アクセル、ハンドルの操作を自動制御する自動運転技術の開発に乗り出す。

     パナソニックは16年夏、横浜市にテストコースを開設する予定。このコースで技術開発を進める。

     高齢化社会の進展で、高齢者が近くの駅まで足を運んだり、病院通いや買い物に利用したりできる「足」として今後、自動運転のニーズが高まると予想されている。一方で、全国的にバス路線の縮小や減便が続き、タクシー運転手の人手不足が深刻化することも避けられそうにない。そこでパナソニックは、2キロ程度の近距離での利用を想定し、高速道路での走行に比べて生命へのリスクが小さい時速40キロ以下の低速で走る、自動運転技術の開発に着目した。タクシー運転手の仕事の一部を代替したり、人手不足の解消に役立てたりしたい考えだ。【宇都宮裕一、片平知宏】

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