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G7歴訪を検討 伊勢志摩サミット前に

安倍晋三首相=首相官邸で2015年12月25日撮影

 安倍晋三首相は、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を今年前半の外交日程の中心と位置付け、開催前に参加各国を訪問する検討を始めた。3月の核安全保障サミットに合わせて米国とカナダを訪れるほか、4〜5月の大型連休中に欧州を訪問する調整を進める。

     5月26、27日に三重県で開催する伊勢志摩サミットの成功は、安倍政権にとって今年前半の政権運営の最重要課題だ。8年ぶりの日本開催となり、海洋安全保障や世界経済、テロ対策、難民問題、保健分野や女性活躍などを議題とする構え。首相は議題の調整を図るため、日本を除く主要7カ国(G7)である米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの6カ国全てを訪問することを検討している。政府関係者は今年前半の外交日程について「伊勢志摩サミットを中心に組み立てる」と強調する。

     首相は3月31日、4月1日にワシントンで開かれる核安保サミットに出席するため訪米し、合わせてカナダも訪問する見通し。さらに同月下旬からの大型連休には、欧州連合(EU)との定期首脳協議を開くためにベルギー・ブリュッセルの訪問を検討しており、この際に周辺国である英仏独伊の歴訪を調整している。

     訪米時には、米国のオバマ大統領、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と日米韓首脳会談を行い、日韓両国で昨年12月に合意した慰安婦問題の解決をめぐって、米国が合意内容を確認することも調整する方針だ。

     首相はロシアとの北方領土問題の進展にも意欲を示している。ただ、ロシアはウクライナ問題でG8から締め出された経緯があり、プーチン大統領を伊勢志摩サミット前に日本に招くことは困難な情勢だ。首相は2国間関係を動かすため、今春にもロシアの地方都市を訪問した上で、7月の参院選後にプーチン氏の来日を目指す検討も進めている。【高橋恵子】

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