高校ラグビー

父への恩返し誓う 東福岡・ウォーカー

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【東福岡−大阪桐蔭】後半、厳しいタックルを受けながら攻め込む東福岡FWウォーカー=東大阪市花園ラグビー場で2016年1月3日、梅田麻衣子撮影
【東福岡−大阪桐蔭】後半、厳しいタックルを受けながら攻め込む東福岡FWウォーカー=東大阪市花園ラグビー場で2016年1月3日、梅田麻衣子撮影

 第95回全国高校ラグビーフットボール大会の3日の準々決勝で、大阪桐蔭(大阪第2)に勝利した東福岡のロック、ウォーカー・アレックス選手(3年)はオーストラリア出身で、父ベンジャミンさん(41)に幼いころからラグビーの指導を受け、高校での負傷時も精神的に支えられた。恩返しの気持ちを込めてトライを決め「あと2試合絶対勝つ」と父に誓った。【尾垣和幸】

 ウォーカー選手は、3歳の頃、オーストラリアから母の古里の山口県周南市に移住した。言葉は日本語だが、小学校に入ると外見から「英語を話してみろ」などとからかわれた。1年の時に父の勧めで地元のラグビークラブに入ると周囲に溶け込むことができた。ベンジャミンさんは「ラグビーは国籍に関係なく、多くの友人や知人ができる。競技を通してさまざまな世界の扉を開いてほしかった」と振り返る。

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