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最後の初競り…クロマグロ最高値は1400万円

移転のため最後となった築地市場での初競りで生鮮マグロの値踏みをする仲卸業者たち=東京都中央区で2016年1月5日午前4時27分、猪飼健史撮影

 東京都中央卸売市場「築地市場」(中央区)で5日、新春恒例の初競りが行われ、青森県大間産の200キロのクロマグロが、昨年の3倍超の1400万円(1キロ当たり7万円)で競り落とされた。落札したのは築地が本店のすしチェーン「すしざんまい」を展開する「喜代村」で5年連続。

 築地市場は11月7日、現在建設中の豊洲市場(江東区)に移転する。「最後の初競り」に先立ち、卸売業者を代表して東都水産の関本吉成社長が「築地での取引は常に日本をリードするものだったと思う。豊洲での新たな取引を不安なく開始できるよう、一致団結していこう」とあいさつ。仲卸業者の東京築地魚市場大物業会の早山豊会長は「築地であろうと豊洲であろうと、私たちの聖地である競り場をしっかり守っていかなければならない」と訴え、午前5時過ぎに鐘の音を合図に競りが始まった。

 築地の初競りは一時、マグロの高値競争で過熱し、2013年には喜代村が222キロのクロマグロを、記録のある1999年以降の最高値となる1億5540万円で落札。14年以降は別のすしチェーンが競争を避け、落札価格が大幅に下がった。

 今年はキロ当たりで6番目の高さだった。都などによると、入荷数量が過去10年で2番目に少なかった上、競り人が多かったため昨年より価格が上がったとみられるという。喜代村の木村清社長は「いいマグロなので、みなさんに食べてほしい」と笑顔で語った。【川畑さおり】

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