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意図は…12月「巨大な爆音」予告も

 【北京・西岡省二】北朝鮮は6日、朝鮮中央テレビを通じ「水爆実験に成功した」と発表した。このことに、周辺国には当惑の声が上がっている。5月の党大会に向けて、北朝鮮が国際関係改善に向けて進み出したとみられていただけに、その意図がどこにあるのか、関係当局が情報収集を急いでいる。

 「なぜこのタイミングで水爆実験なのか。北朝鮮の意図が理解できない。1日の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記による新年の辞で核に言及しなかったのに」。北京の外交関係者は4回目の核実験、初の水爆実験に当惑の表情をみせた。

 北朝鮮は5月に36年ぶりの朝鮮労働党大会を控える。党大会を前に、国内では経済を中心に大きな成果を上げるよう住民を鼓舞している状況だ。その前提となるのが、国際社会との協調といえる。金第1書記も1日の新年の辞で、核と経済の並進路線には言及せず、人民生活向上や南北関係改善を前面に押し出した。

 今回、北朝鮮が核実験に踏み切った意図として、まず考えられるのは、米国の注意をひきつけることだ。最近、北朝鮮当局は米国に対話推進を要求してきたにもかかわらず、米国から十分な回答がなかった模様だ。

 加えて、過去3回の核実験で確認できていなかった核兵器の性能を、新たな実験によって検証する狙いもあったと考えられる。

 ただ、核実験を強行すれば、北朝鮮は国連安全保障理事会によるさらなる制裁は避けられない。また、最大の支援国・中国との関係が険悪化する見通しで、国際的孤立が深まるのは間違いない。この状況が十分に予想される中だけに、核実験強行の意図をどう推し量ればよいか、各国で分析が続けられる。

 北朝鮮は昨年9月、原子力研究院院長が「米国と敵対勢力が無分別な敵視政策を今後も続けるならば、いつでも核の雷声で応える万端の準備ができている」と述べたと伝え、4回目の核実験を示唆していた。北西部・寧辺(ニョンビョン)地区でウラン濃縮施設や5000キロワットの黒鉛減速炉を含むすべての核施設が正常に稼働しているとも強調していた。

 また、昨年12月には金第1書記が「わが国は自衛の核爆弾、水素爆弾の巨大な爆音を響かせることができる強大な核保有国になった」と発言したと報じられており、核実験実施の準備ができているとの見方も出ていた。

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