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「縦揺れなし」放射性物質モニタリング強化

 気象庁は6日、北朝鮮北東部を震源とするマグニチュード(M)5.1の地震波を午前10時半ごろ観測したと発表した。発生時刻は10時29分54秒、震源の深さはごく浅い0キロ。震源地は北緯41.6度、東経129.2度だった。2006年10月、09年5月、13年2月の核実験時の地震とも震源が近く、地震の波形も似ていることから、核実験を探知した可能性がある。

 気象庁によると、通常の地震では縦波の「P波」を観測した後でより大きくはっきりとした横波の「S波」が観測されるが、今回はそれと異なり、S波に当たる揺れが観測できなかった。今回の震源付近は地震活動が低調な地域の上、S波が不明瞭なことなどから、長谷川洋平地震津波監視課長は、記者会見で「過去の核実験の時と波形が似ているが、揺れの規模はそれほど違わない。波形を比較すると、自然の地震ではない可能性がある」との見方を示した。揺れは30秒〜1分程度継続し、日本列島の広い範囲の地震計で捉えられたという。

 一方、防衛省は航空自衛隊の航空機で放射性物質を採取する準備に入った。

 原子力規制庁は北朝鮮の核実験の可能性を受けて、各都道府県にモニタリング態勢の強化を指示した。環境省も佐渡島(新潟県)など離島を中心に10カ所でモニタリング態勢を強化した。両省庁によると、全国に設置された放射性物質を測定するモニタリングポストの観測値に異常はないという。【狩野智彦、酒造唯】

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