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「火中のクリは拾わない」 愛称「BITO」で

 「あえて火中のクリは拾わない」。新年早々、群馬県太田市の清水聖義市長が、こんな言葉を口にした。5日の定例記者会見で、建設中の市美術館・図書館の愛称「BITO」に関する質問に答えた。4日にあった市長主催の新春懇談会あいさつで、既に他者から「BITO」の商標出願があったことを理由に、使用をやめる考えを明らかにしていた。

     新たな愛称をどうするかに関し清水市長は「公表して、また同じことをやられると嫌。作戦を練っている人の餌食にはならない」と述べ、当面は保留にする考えを示した。特産品の銘柄が発案者ではない他者から商標出願される騒動が以前から全国各地で起きており、今回は太田市が巻き込まれた格好だ。清水市長は「情報公開をやっていくと、善良な市民なら悪用しようとしないが、それを利用しようとする人がいる」と嘆いた。

     アートディレクターの佐野研二郎氏制作の「BITO」ロゴを巡っても、2020年東京五輪エンブレム問題と絡んでネット上での議論が先行し、市民アンケートの結果を踏まえて採用を断念した。ロゴ、愛称とも使用を断念した清水市長は「BITOは最初は賛成しなかったが、こうなってくると不思議なもので愛着を感じる」と残念がった。【阿相久志】

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