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安保理、制裁強化合意 新決議採択へ

 【ニューヨーク草野和彦】国連安全保障理事会は6日、緊急会合を開催し、北朝鮮が「水爆実験の成功」と主張する4回目の核実験がこれまでの安保理決議に違反しているとして「強く非難」し、制裁強化のための新決議を採択する方針で合意した。会合後、議長国ウルグアイのロセリ国連大使が合意内容を報道向け声明として発表した。今月から非常任理事国の日本の吉川元偉国連大使は、「強い内容の決議の迅速な採択を目指す」と語った。

 声明は、今回の核実験が過去の決議に明確に違反し、「国際平和と安定に対する明らかな脅威」と指摘。また、3回目の核実験に関する2013年3月の決議で、新たな核実験の場合は「更なる重大な措置を取る決意」を表明したことに言及し、「新たな安保理決議の中でそうした措置に直ちに取り組む」と明言した。

 北朝鮮の核実験と弾道ミサイル発射を受け、安保理はこれまで4度、制裁決議を採択。中国は従来、圧力強化で北朝鮮を刺激することには慎重な立場だが、核実験直後から追加制裁に明確に同意する姿勢を見せるのは、極めて異例だ。

 米国のパワー国連大使は会合後に声明を発表し、北朝鮮に対して「厳しく、包括的で説得力のある新たな制裁と、従来の制裁の厳格な履行」が必要だと強調した。対北朝鮮制裁決議案は米国が起案し、中国と調整を図るのが慣例だが、新決議案について、吉川大使は「安保理メンバーとして主体的に取り組んでいきたい」と述べ、日本も提案していく姿勢を示した。

 これまでの対北朝鮮制裁決議で、武器や核・ミサイル関連物資の輸出入を禁止。禁輸物資の疑いがある北朝鮮出入りの貨物については加盟国に対し、港や空港での検査を義務化するなど、幅広い措置が取られている。だが、依然として核開発は継続しており、制裁の実効性をどう高めるかが引き続きの課題となる。

 この日の安保理緊急会合は日米が連名で5日深夜にウルグアイに開催を要請。後に韓国も要請した。

 北朝鮮の核実験について、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は会合前、「(北東アジア)地域の安全保障を不安定化させ、国際社会の核不拡散への取り組みを著しく損なう」と非難。北朝鮮に対し「更なる活動をやめ、検証可能な非核化という義務を果たすことを求める」と語った。

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