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長期喫煙ほど低体重児傾向…妊婦分析で判明

 妊娠中の女性の喫煙期間が長いほど、より低体重の子が生まれることが、環境省などの大規模調査で明らかになった。妊娠前に喫煙をやめても、子の低体重につながる可能性が示された。喫煙期間が生まれた子の低体重に影響することが分かったのは初めて。低体重の子は将来、肥満などの生活習慣病になる危険性が高まるという。【渡辺諒】

    妊婦9369人分析

      「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)に協力する全国の妊婦9369人と生まれた子を分析した。その結果、喫煙経験のない妊婦が出産した男児の平均体重は3096.2グラムだったが、出産時まで喫煙していた妊婦の男児は2959.8グラムと136.4グラムも少なかった。一方、妊娠初期に禁煙した場合は、喫煙経験なしよりも27.8グラム少ないとの結果だった。

     妊娠前から禁煙した場合も同7グラム少なかった。妊婦が喫煙すると、さい帯血が減って胎児が低体重になる。分析を担当した山梨大の山縣然太朗教授は「喫煙期間が長いほど影響が大きいことがはっきりした。妊娠前から禁煙しても、喫煙による健康状態や生活習慣などから低体重の子が生まれる危険性があるようだ」と話した。

    3歳児の花粉症、山梨・長野最多

     また、エコチル調査に基づく子どものアレルギー疾患の罹患(りかん)状況が発表された。そのうち花粉症を持つ3歳児は全体(回答数2万5963人)の4%に上った。地域によって割合が異なり、山梨・長野両県が最多の10%で、京都府6%、神奈川県5%と続いた。沖縄県が最も少なく1%未満だった。

     環境省は16日、これらの結果について、日本科学未来館(東京都江東区)で開くシンポジウムで公表する。【渡辺諒】

    エコチル調査

     化学物質や環境が子どもの健康に与える影響を調べるため、妊娠初期から子どもが13歳になるまで追跡する。2011年1月に募集を始め、現在の登録している母子は10万3106組。母子の血液や毛髪、半年ごとのアンケートなどを継続的に調べ、子の成長に影響する環境要因を32年までに解析する。

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