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石綿労災

日立造船、元従業員遺族と和解

解決金、規定の3倍

 業務で石綿肺を患い死亡したとして、「日立造船」(大阪市)の元従業員(死亡時78歳)の遺族=大阪府=が同社に2750万円の賠償を求めた訴訟で、会社側が解決金1500万円を払うことで大阪地裁で和解したことが分かった。元従業員の石綿(アスベスト)被害を巡り、同社は死亡時の年齢が高いほど補償額が低くなる規定を設けたが、解決金はその3倍に上った。

     従業員の石綿被害が出ている造船業界では、遺族らの訴えなどを受けて退職死亡者の補償の年齢格差をなくす企業が相次いでおり、和解はその流れに沿ったとも言えそうだ。

     和解は昨年11月30日付。訴えなどによると、元従業員の男性は1970年から約6年間、同社の堺工場などでガス溶接工として勤務し、退職後に石綿肺などを発症した。

     元従業員は2013年10月に石綿関連疾患の労災認定を受け、同年12月に78歳で死亡した。同社は、従業員が業務に関連した病気などで退職後に死亡した場合の補償額を死亡時の年齢別に規定。67歳以下2100万円▽72歳以下1100万円▽77歳以下800万円▽78歳以上500万円とし、遺族に500万円の補償を提示した。

     しかし、遺族側は会社側には安全配慮義務違反があり、十分ではないと訴えた。【三上健太郎】

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