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西アフリカで終息 WHO宣言

3カ国で最後のリベリア

 【ヨハネスブルク服部正法】世界保健機関(WHO)は14日、西アフリカ・リベリアでのエボラ出血熱感染が終息したと宣言した。2年にわたって西アフリカ3カ国を中心に猛威を振るい、疑い例を含む感染者2万8000人以上、死者1万1000人以上を出したエボラ熱感染は完全終息となったが、WHOは再発の可能性にも言及し、引き続き警戒するよう呼びかけた。

     今回のエボラ熱感染は2013年12月にギニアで始まり、14年3月にエボラ熱と確認、主にギニア、リベリア、シエラレオネで広がった。シエラレオネでは昨年11月、ギニアでは同12月に終息宣言が出されていた。

     1976年にスーダン南部(現南スーダン)とザイール(現コンゴ民主共和国)で初めて感染が確認されたエボラ熱は、今回の感染拡大以前は、アフリカ中・東部での流行に限定され、被害の大きいケースでも1度の流行で死者数が300人に満たない規模だった。

     西アフリカで広域に拡大した背景には、各国の脆弱(ぜいじゃく)な医療インフラ事情があった。3カ国は医療施設・器具などが不十分なうえ、長期の内戦を経験したリベリア、シエラレオネでは10万人に対し1〜2人程度と医師数も不足。感染拡大初期の段階で封じ込めに失敗し、計500人以上の医療関係者も犠牲となった。従来は地方での流行だったが、今回は各国の首都にまで拡大した。

     感染は終息したものの、課題も多い。エボラ熱に感染後、生き残った「サバイバー」と呼ばれる人の中には、回復後も目などの痛みや体調不良に苦しむケースがあるほか、感染を恐れる地域の人からの差別に悩む人もおり、ケアや融和の促進が必要だ。また、国連児童基金(ユニセフ)は14日、3カ国で計約2万3000人の子供が保護者をエボラ熱で失ったと公表、子供たちへの継続的な支援を訴えている。

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