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ISが声明 2人犠牲、5容疑者死亡

 【ジャカルタ平野光芳】インドネシアの首都ジャカルタ中心部で14日午前(日本時間同日午後)、武装グループがコーヒーチェーン店や警察官詰め所を襲い、自爆とみられる複数回の爆発に続き、警官隊との銃撃戦が起きた。警察によると、カナダ人とインドネシア人の2人が死亡、24人が負傷した。容疑者5人も死亡した。ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。東南アジアでISを名乗る勢力による組織的なテロが起きたのは初めて。

 犯行声明は「インドネシアのIS戦士たちが十字軍の仲間の集まる場所を標的にした」としている。警察幹部は、東南アジアでISの勢力拡大を目指すインドネシア人のバールン・ナイムという男が関与しているとの見方を示した。インドネシア政府は昨年11月に130人が犠牲になったパリ同時多発テロを模倣した可能性があるとみている。

 ジャカルタでの大規模テロは、2009年に二つの高級ホテルで50人以上が死傷する爆弾テロが起きて以来。ジョコ大統領は「テロ行為を強く非難する」と、国民に団結を求めた。

 現場はジャカルタ中心部の「サリナデパート」周辺で、日本大使館なども近くにある繁華街。警察によると、最初の爆発はコーヒーチェーン「スターバックス」で発生した。犯人らは中にいた外国人2人を人質にした上、周囲に無差別で発砲した。

 その直後に約50メートル離れた警察官の詰め所に、犯行グループがバイクで突っ込んで自爆。警官5人が負傷し、うち1人は重傷という。犯人グループは大量の爆弾を持っていたといい、警察報道官は「最初の爆発が起きて集まった群衆を巻き添えにしようとした可能性がある」との見方を示した。

 報道官によると、ジャカルタでは「ここ数日テロが起きる可能性があるという情報があり、警備を強化していた」という。警察はクリスマスや新年を狙ったテロへの警戒を強めていた。昨年12月にはIS支持者ら数人を、テロを計画した容疑で逮捕していた。

 ジャカルタの在インドネシア日本大使館によると、自爆テロに日本人が巻き込まれたとの情報はない。大使館は14日、領事窓口を閉鎖した。ジャカルタの在留邦人は約1万1000人。日本人学校は児童らを一斉下校させ、15日は休校にするという。

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