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初代総裁に金氏が就任…北京で開業式典

 【北京・井出晋平】中国が主導して設立したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は16日、北京で開業式典を開いた。AIIB参加各国の財務相ら代表者が出席し、中国の習近平国家主席が演説を行った。初代総裁には、元中国財政次官の金立群氏が就任した。習主席は演説で「AIIBは、メンバー各国の銀行であり、地域や世界の共同発展を促進する銀行だ」などと、AIIB設立の意義を訴えた。

 AIIBは資本金1000億ドル(約11兆7000億円)で、中国が最大の約3割を出資。アジアの途上国に道路や発電所などインフラ整備に必要な資金を融資する。世界銀行やアジア開発銀行といった既存の国際金融機関とも協調融資を実施する方針だ。

 AIIBにおける中国の議決権は26%超で、組織体制の変更など重要案件の議決で拒否権を持つ仕組みとなっている。また、運営を監督する機関として12人の理事で構成する理事会を設置するものの、理事は北京の本部に常駐しない。

 AIIBは2013年10月に習主席が設立を提唱した。当初、賛同する国は東南アジアなど21カ国だったが、15年3月に英国が参加表明したのをきっかけに、ドイツやフランスなどが相次いで参加。参加国は57カ国に拡大した。参加国による設立協定への署名や国内手続きなどを経て、同年12月に発足した。米国や日本は、参加を見送っている。

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