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候補者、2年連続全員白人に失望の声

 【ロサンゼルス長野宏美】14日に発表された第88回アカデミー賞(米映画芸術科学アカデミー主催)の演技部門の候補者20人が、2年連続で全員白人だったことから失望の声が広がっている。ソーシャルメディアでは「オスカーは真っ白」というハッシュタグができ、黒人に対する冷遇が指摘されている。

     アメフット選手の脳しんとうが題材の「コンカッション(原題)」で医師役を演じたウィル・スミスさんは前哨戦のゴールデン・グローブ賞では主演男優賞候補(ドラマ部門)入り。西アフリカの少年兵を描いた「ビースト・オブ・ノー・ネーション」のイドリス・エルバさんも同助演男優賞に選ばれ、アカデミー賞のノミネートが期待されていた。

     興行的に成功を収めた作品も黒人は候補入りできなかった。伝説的ヒップホップ・グループの伝記映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」とボクシング映画「ロッキー」シリーズの新たな物語「クリード チャンプを継ぐ男」は興行収入が1億ドル(118億円)を超えたが、「コンプトン」は脚本賞、「クリード」はシルベスター・スタローンさんの助演男優賞にとどまった。ツイッターでは「主演も監督も黒人なのに候補は白人だけ」などと批判する投稿があった。

     ロサンゼルス・タイムズ紙の2012年の調査では投票権のある会員の約94%が白人で、男性が約77%、平均年齢は62歳で偏りが指摘されている。アカデミー側は新会員を増やすなど多様性に務めているが、今年も主演と助演の男優・女優賞の候補計20人を白人が独占した。

     最多ノミネートは、レオナルド・ディカプリオさん主演の「レヴェナント 蘇えりし者」(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)で作品賞や主演男優賞など12部門に選ばれ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)が10部門で追う。

     日本からは米林宏昌監督のスタジオジブリ作品「思い出のマーニー」が長編アニメーション部門にノミネートされた。

     発表・授賞式は2月28日(日本時間29日)、ハリウッドで行われる。

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