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「なぜ碓氷バイパス」企画旅行会社の社長

ツアー客がバス事故で亡くなり、頭を下げる旅行会社「キースツアー」の福田万吉社長=東京都渋谷区で2016年1月15日午後3時59分、望月亮一撮影

謝罪の言葉を繰り返し、何度も頭を下げる

 「なぜ危険な碓氷(うすい)バイパスを通ったのか分からない。バス会社への管理が不足していた。本当に申し訳ありません」。バスツアーを企画した旅行会社「キースツアー」の福田万吉社長(38)は15日午後、会社の前に集まった大勢の報道陣の取材に応じ、謝罪の言葉を繰り返して何度も頭を下げた。

 福田社長によると、バスを運行した「イーエスピー」(東京都羽村市)は6〜7社あるバス運行の発注先の一つ。2014年12月から運行を依頼するようになった。通常、1週間ほど前にキ社側から運行ルートなどを記した「手配書」を送り、ルート通りにバスを運行してもらう約束になっていた。

 事故を起こしたバスは、群馬県側の松井田妙義インターチェンジ(IC)から上信越自動車道に入り、長野県側の佐久ICで下りた後、一般道でスキー場に向かうはずだった。しかし、実際には高速を利用せず国道18号「碓氷バイパス」で県境を越えて道路脇に転落した。

 渋滞や路面の状況などでルート変更する場合は、運転手から事前に福田社長かキ社の担当者に連絡があることになっている。これまでは実際に連絡があったが、今回はなかったという。

 キ社とは安全確保の観点から国が設定している料金の下限を上回る金額で契約していた。高速料金はバス会社に支払うシステムのため、運転手が費用を浮かせる目的で国道を選んだ可能性は考えにくいという。時間調整のためとの見方もあるが、福田社長は「碓氷峠は道幅も狭く危険な場所。危険な道で時間調整することはないはず」と話し、「責任はお客様を預かっている弊社にある」と沈痛な表情で語った。

 バスは東京・原宿を14日午後11時に出発。15日早朝に長野県内の3カ所のスキー場を回って39人の乗客を降ろした後、同日午後、別の乗客を乗せて東京へ向かうことになっていた。

 往路の乗客は現地の宿泊施設で1泊か2泊することになっており、料金は運賃とリフト代や宿泊費などを含め1万3000円〜2万円弱の設定だった。【岸達也、高木香奈】

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