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運行指示書に不適切な記載 特別監査

屋根がくの字に折れ曲がり、運転席(右手前)や側面の窓も割れて車内の備品が散乱したスキーバス=長野県軽井沢町で2016年1月15日午後2時23分、宮間俊樹撮影

 長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスのスキーツアーバス事故で、事故を起こしたバスを運行していた「イーエスピー」(東京都羽村市)が作成した運行指示書に不適切な記載があったことが、国土交通省の特別監査で分かった。運行管理者が運転手に運行経路などを指示する業務文書だが、経路が記載されていなかった。運行管理がずさんだった可能性があり、国交省は道路運送法違反の疑いがあるとみて実態を詳しく調べる。

 運行管理者と運転手は指示書をもとに経路のやり取りをする。旅行会社「キースツアー」(東京都渋谷区)の行程表によると、バスは現場の国道を通らず高速道路を利用することになっていたが、指示書には出発地と到着地の記載があるだけで、経路については記載がなかった。

 また、途中で事故があったにもかかわらず、運行終了時に作成する「終業点呼簿」が既に作成され、運行が終了したように装って実施済みの印鑑が押されていたことも判明した。道路運送法に反する行為で、国交省の担当者は「全体的に見ていい会社とは思えない」と語った。

 一方、イ社は15日夜、バスを運転していた土屋広運転手(65)を昨年12月に採用した際、労働安全衛生法に基づく雇い入れ時の健康診断を実施していなかったことを明らかにした。イ社は2014年度に運転手への健康診断を怠っていたとして、今月13日付で国交省から道路運送法違反で行政処分(車両使用停止処分)を受けたばかりだった。

 また、運転手から運行管理者に対し、行程表とは異なるルートを通行するという報告はなかったといい、国交省はこの点についても道路運送法違反の疑いがあるとみて調べている。【内橋寿明、坂口雄亮】

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