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15歳の伊藤と平野、初の4強入り

女子シングルス準々決勝、浜本由惟を破り準決勝進出を決めた伊藤美誠=東京体育館で2016年1月16日、梅村直承撮影

 卓球の全日本選手権は第6日の16日、東京体育館でシングルスの準々決勝が行われ、女子はリオデジャネイロ五輪代表候補の伊藤美誠(みま)=スターツ=と、平野美宇(エリートアカデミー)の、15歳の2人がそろって初の4強入りを決めた。両者は最終日の17日に準決勝で対戦する。

 伊藤はジュニアの部覇者の浜本由惟(エリートアカデミー)に4−1で快勝し、平野も松沢茉里奈(日立化成)を4−2で退けた。3連覇を狙う石川佳純(全農)も順当に準決勝へ進んだ。

 男子は水谷隼(ビーコン・ラボ)、吉村真晴(愛知工大)が準決勝に進む一方、丹羽孝希(明大)は敗退。3人のリオ五輪代表候補が明暗を分けた。

 ダブルスでは、女子は準決勝で石川、平野早矢香(ミキハウス)組の3連覇を阻んだ天野優、中島未早希(サンリツ)組が初優勝。男子は水谷、吉田雅己(愛知工大)組が初めて制した。

「みうみま」準決勝で対戦

 甘くなった相手の返球を強烈なフォアハンドで仕留めると、伊藤は両手を上げて喜んだ。この瞬間、一足早く勝利していた平野と準決勝でぶつかることが決まった。「世界で一緒に戦う相手。思い切りくるのは分かっているけど、私も思い切り戦いたい」と意気込んだ。

 「みうみま」として2人でペアを組み頂点を狙ったダブルスはまさかの初戦敗退。だが、個々の戦いでは輝きを取り戻した。

 伊藤は170センチを超える長身の浜本に振り回されないように、長い打ち合いを避けた。最初のゲームこそ競り負けたが、第2ゲーム以降は得意のバックハンドで切り崩し、両ハンドから先手、先手と攻め続けた。

 一方の平野。相手の強打に押されて2ゲームを先取されたが、リードされても昨年までのように慌てることはなかった。足を動かすことを意識。体勢を整えて体重を乗せた力のある球を打ち返し、接戦をものにした。先月の世界選手権代表選考会は初戦で敗退。不安を抱えて大会に臨んだが、「上り坂です」と独特な言い回しで復調をアピールした。

 5歳の時に初めて対戦してから好勝負を繰り返してきた2人。昨年はジュニアの部の準決勝で最終ゲームまでもつれ込む熱戦の末に伊藤が勝っている。ともに目標に掲げていた「メダル(3位以内)」を確定させた今、15歳の2人が目指すのは、1988年の佐藤利香の17歳1カ月を更新する史上最年少優勝。挑戦する権利を得るのはどちらとなるか。【田原和宏】

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