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阪神大震災21年

神戸の「灯り」に黙とう…陸前高田

阪神大震災が発生した午前5時46分に合わせ、「3・11希望の灯り」の前で阪神大震災の犠牲者を追悼する人たち=岩手県陸前高田市で2016年1月17日、根本太一撮影

 岩手県陸前高田市でも17日午前5時46分、阪神大震災発生時刻に合わせ、「3・11希望の灯(あか)り」前で東日本大震災の遺族ら約20人が黙とうをささげた。気温は氷点下7度で粉雪も舞う中、津波で母八重子さん(当時71歳)と長女美沙紀さん(同16歳)を亡くした会社員の岩鼻金男さん(51)=盛岡市=が、美沙紀さんが好きだった釜石の伝統芸能「虎舞」を笛で奏で、犠牲者を供養した。

     「希望の灯り」は2011年12月に神戸市の「1・17希望の灯り」を分けてもらったガス灯で、津波で消えた旧市街地跡と海を高台から見守っている。

     岩鼻さん一家は東日本大震災当時、釜石市に住んでいた。14年に神戸市の中学校に招かれ、自身の被災体験を語り、その後も「阪神」の被災者との交流が続く。昨年1月17日は神戸市で「虎舞」を奏でた。「時が過ぎても遺族の思いは変わらない。私自身はまだ前を向ける心境になっていない。でも、神戸の方にはずいぶん励まされた」。今年はバッグに娘の写真をしのばせ、地元で演奏した。【根本太一】

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