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水谷8度目V、史上最多タイ…全日本選手権・男子

男子シングルス決勝で、3連覇で8回目の優勝を決め、ガッツポーズをする水谷隼=東京体育館で2016年1月17日、小川昌宏撮影

 卓球の全日本選手権は最終日の17日、東京体育館で男女シングルス決勝が行われ、女子は、石川佳純(全農)が平野美宇(エリートアカデミー)を4−1で降し、3年連続4回目の優勝を飾った。平野は準決勝で同じ15歳の伊藤美誠(みま)=スターツ=にストレート勝ち。中学生初の決勝進出を果たしたが、1988年に佐藤利香がマークした17歳1カ月の最年少優勝記録の更新はならなかった。

     男子は26歳の水谷隼(ビーコン・ラボ)が30歳のベテラン、張(ちゃん)一博(東京アート)を4−1で退け、3年連続8回目の優勝を決めた。通算優勝回数は、88年ソウル五輪代表の男子・斎藤清、96年アトランタ、2000年シドニーの両五輪に出場した女子・小山ちれの両者が持つ歴代最多記録に並んだ。

    エースは譲らない

     「初優勝の時から狙っていた」という最多タイの8回目の優勝。水谷は勝利の瞬間に雄たけびをあげ、コートに大の字になって喜びを表した。

     1ゲーム目こそ失ったものの、その後は試合を支配した。前陣ではサーブからの強打、あるいは張のドライブを強烈に打ち返すカウンタードライブ。中陣では、張得意の鉄壁のブロックに、果敢にドライブを浴びせる。攻められたときに見せる後陣での粘り強さは相変わらず。コートのあらゆる場所で、強さを発揮した。

     世界でのメダルを目指し、相手に余裕を与えないよう卓球台から離れず、積極的に前で戦うことを目指す。

     試合後、王者の強い自負心を感じさせる言葉が相次いだ。張が丹羽、吉村とリオデジャネイロ五輪代表候補を連破してきたことを聞かれると「僕を同じと思ってもらっては困ります」。後輩たちを「まだまだ」と評し、「同じ選手が10年連続で決勝に出てはいけない。もっと(僕を)倒してほしい」。「できれば2桁に」という優勝回数はすぐに実現しそうだ。【斉藤雅春】

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