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スキーバス転落

残業協定結ばず バス会社、従業員と

クレーン車で撤去された大型バス=長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで2016年1月15日午後1時21分、安元久美子撮影

 15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、バス運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)が、従業員に残業させる際に労働基準法に基づいて従業員代表らと締結しなければならない労使協定を締結していなかったことが東京労働局などの調べで明らかになった。協定が結ばれていない場合、1日8時間など労働時間規制を超える労働は違法残業になる。同局はイ社の労務管理や残業の実態について詳しく調べる。

 労働基準法は1日8時間▽週40時間▽週1回の休日−−など労働時間の原則を定めている。更に、この規制を超えて労働させる場合、労働者代表と労使協定を結ぶことで、労働時間の延長や休日の労働をさせることができると規定している。

 労使協定で延長できる労働時間(残業)は月45時間、年間360時間が原則で、更に延長する場合は特別条項を付けることが求められる。

 協定は、労働基準監督署への届け出が義務づけられている。同法に違反して残業させた場合、6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。

 協定を結んでいない場合、制限のない青天井で残業をさせていることが疑われる。【阿部亮介、東海林智】

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