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スキーバス転落

他のバス会社を抜き打ち監査 国交省方針

スキーバスが転落した現場に献花し、手を合わせる人たち=長野県軽井沢町で2016年1月16日午後0時56分、森田剛史撮影

ずさんな安全管理の業者を速やかに見つけ、改善指導へ

 長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、バス会社「イーエスピー」(東京都羽村市)のずさんな安全管理が常態化していた問題を受け、国土交通省は近く、他の貸し切りバス事業者を抜き打ちで監査する方針を固めた。問題がある業者を速やかに見つけ出して改善を指導するのが狙い。道路運送法違反があれば行政処分する。

 国交省によると、過去の監査で不備を指摘された業者を優先して選び出して実施する。また、街頭で待機しているバス運転手に対し、法令が車両に備えるよう定めた書類の提示を求める。

 ツアーバスを巡っては乗客が死傷する事故が度々起きてきた。背景として、バス業界の規制緩和で業者が増えた一方、旅行会社側がバス会社に安価で運行を発注し、利益を出すためにバス会社が安全運行を軽視する実態が指摘されてきた。国交省はこうした傾向を是正するため、2012年に45人が死傷した関越道でのバス事故後、貸し切りバスの運賃の基準を引き上げた。

 しかし、今回の事故後の国交省の特別監査で、イ社が基準額の7割で受注していたことが判明。出発前に運転手の健康状態を確認していないなどの法令違反が確認されたほか、過労運転の疑いがある例も確認された。このため国交省は抜き打ち監査で基準を下回る運賃で請け負っていないかどうかを調べる方針だ。

 観光庁もバスの格安ツアーを企画する旅行会社に対し、近く抜き打ちで立ち入り検査をする。【内橋寿明】

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